エッコのPRの羽田です。

突然ですが、あなたはtwitterやInstagramを使ってますか?

これらは、今や知らない人がいないほど有名な、無料のWebサービスですが、
100万人のユーザーを獲得する際には2ヶ月以上を要しています。

ところが2022年11月にリリースされた「ChatGPT」は、
なんと5日という異次元のスピードで100万ユーザーを達成し、全世界で話題となりました。

その後ChatGPTはますます勢いを増し、リリースからわずか2ヶ月あまりで全世界ユーザー1億人を突破しました。
さらに2023年には、Microsoftが開発元のOpenAIに対して
100億ドルの投資を行うという報道もあり、成長性にも注目が集まっています。

今回は、世界中で話題の「ChatGPT」の基本から使い方まで
IT業界で働く私が詳しく解説します。
初めて知る方も少し遅れてしまったと感じる方も、ぜひ参考にしてください! 

ChatGPTとは

そもそもChatGPT(チャットジーピーティー)とは、
OpenAIという人工知能の研究所によって開発された、
人間の会話をシミュレートして、ユーザーと自然なやり取りをするAI(チャットボット)です。 

ChatGPTは、中国語・英語・日本語・スペイン語など複数の言語を
AI設計チームが学習・認識させているので、実に人間らしい返答をしてくれます。
正直なところ、SiriやAlexaとは比較にならないほど、いい意味でAIらしくない人間的な文章です。
初回の簡単なユーザー登録のみで無料で使用することができます。

ただし、ChatGPTは2021年までのデータを学習していると言われています。
返答に間違いがあったり、無茶な返答になったりすることがあるため、
ChatGPTの答えを100%鵜呑みにすることはおすすめしません。
回答の品質は向上してきていますが、
現時点では、あくまでも「参考程度」という認識で使用した方がいいでしょう。

ChatGPTの開発元である「OpenAI」

ChatGPTの開発元であるOpenAIは、人工知能の研究と開発を行う非営利団体です。

2015年に創設され、AIの進歩による社会的影響を考慮し、
その恩恵を最大限に享受するための政策を提案することも目的としています。

OpenAIは、あの有名なイーロン・マスク氏サム・アルトマン氏を含む多数の投資家から資金提供されています。

ChatGPTの歴史

ChatGPTの歴史は、2018年に発表された最初のバージョンであるGPT-1に始まります。
その後、GPT-2、GPT-3、GPT-3.5、GPT-4と発表され、性能が向上していきました。

特にGPT-4は、最大で5000億〜1兆個のパラメータを持つと言われており、高度な自然言語処理が可能になっています。

2020年には、イーロン・マスク氏が
「OpenAIは人工知能技術を民間人に提供しないようにすべきだ」
という意見を表明し、
その後、OpenAIはGPT-4を含む一部の技術のアクセスを制限することになったそうです。
かなり強烈なAIということが伝わりましたでしょうか。

ChatGPTと従来のチャットボットとの違い

従来のチャットボットと大きく異なる点は、

1.ChatGPTの対話が非常に自然で、人間を相手にしているような感覚で「会話」できること
2.Web上の大量の文章を収集し、それをもとに自動的に学習しているため成長していく対話型AIであること

の2点です。

ChatGPTは大量のテキストデータを学習し、高度なコミュニケーション能力を持っています。
したがってChatGPTは、「対話中に自己判断を行う」とも言えるでしょう。対話能力は非常に優秀です。

一方でチャットボットは、事前に設定された限られた答えに基づいて回答を返すシンプルなシステムです。
簡単に言えば「一問一答・Q&A」のような回答です。

まとめると、ChatGPTと従来のチャットボットの違いは、オリジナルの回答を考える力の可否ということです。

ChatGPTの利用料金

ChatGPTには、無料プランと有料プランの2つのプランがあります。

ChatGPTの無料プランと有料プランの大きな違いは、回答の品質です。

たとえば、米国の司法試験など難しい試験では、GPT-4は模擬試験で上位10%の成績を収めました。
これに対してGPT-3.5は同試験で下位10%の成績でした。この結果から、GPT-4の能力向上は明らかです。

さらに、GPT-4はプログラミングコードや論理的な文章の生成においても、GPT-3.5よりも高い正確性を示すとも言われています。

しかし、無料プランでもChatGPTの基本的な機能は利用可能です。

ChatGPTでできること

ChatGPTは、人工知能による自然言語処理の分野で、
さまざまな業務に活用できます。

どのようなことができるのか、深堀りしていきましょう。

1.相談や会話

ChatGPTは、他のAIに比べると、自然な会話ができます。

例えば、何か相談したいことがあった際、
それに対してChatGPTは自然な返答をすることで、
ユーザーの気持ちに寄り添うような会話ができます。

また、一般的な質問に対しても、ChatGPTは的確な回答を返してくれます。

ChatGPTによる相談抽象的な聞き方をすると抽象的な返答がきますが、
最後の「忙しい仕事を乗り切ってください」という部分が人間味を醸し出してますね。

2.要約や情報整理

ChatGPTは、大量の文章から要点をまとめたり、情報を整理することができます。

例えば、長文のニュース記事から重要なポイントを要約してくれたり、
複数の文書から特定の情報を抽出することも可能です。

文章の要約

PRの偉大な先輩(西出さん)が以前に書いた、サウナ愛が溢れる記事を要約してもらいました。
注意点としては、URLの読み取りができる時とできない時があります。
今回は読み取れたパターンなので、ラッキーでした。

しかし、大きな声では言えませんが、あまりおもしろくなかったようです。。。

3.創作や翻訳(日本語対応)

ChatGPTは、文章作成ツールとしても大活躍してくれます。

例えば、小説の一節、詩、物語を自動生成することができます。
また、ChatGPTは多言語対応であり、翻訳も可能です。
複数の言語間での自然な会話や文章生成も、ChatGPTを使うことで可能になります。

物語の作成

ただ、ストーリーはあまりおもしろくないことが多いです。(個人の感想)
あくまでも「AIが物語を考えたら」という前提で読んだ方がいいかもしれません。

 

ChatGPTの使い方

ここまで読んでくださった方はワクワクしてきたのではないでしょうか?
それではここでChatGPTを使ってみましょう。

アカウント作成方法

ChatGPTを使用するためには、
まず、OpenAIの公式ウェブサイトにアクセスして、
アカウントを作成する必要があります。

画面左下の「TRY ChatGPT」をクリックしましょう。

OpenAIアカウント作成には、メールアドレスの入力が必要です。

ログイン方法

アカウント作成が完了したら、ログイン画面からログインすることができます。

OpenAIログイン画面

ログインすると、ChatGPTのテキスト入力画面が表示され、これだけでもう使えます!
本当に簡単ですね。

テキスト入力方法

ChatGPTのテキスト入力画面には、
堅苦しいルールはなく、会話形式のテキスト入力で問題ありません。

例えば、相談や質問をする場合は、
簡潔な文章(「○○で悩んでるんだけど、どうしたらいいかな?」など)での問いかけで、
ChatGPTは問題なく応答してくれます。
SiriやAlexaの場合だと、聞き方が悪いと答えてくれませんが、
ChatGPTはかなり優秀ですね。

ちなみに誤字があってもいい感じに汲み取ってくれます。できる部下って感じです。

仕事にすぐ役立つChatGPTへのテキスト(プロンプト)は以下の記事で詳しく解説しています。
よろしければご覧ください。
▼関連記事▼
【初心者必見!】仕事にすぐ役立つChatGPTプロンプト入門

 

ChatGPTの使いにくいところ

回答内容の精度

ChatGPTは、自然言語処理技術を用いて質問に応えることができますが、
完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
人工知能によって動作しており、その応答は、
モデルが過去に学習したテキストデータに基づいて生成されます。

そのため、回答が誤った情報や不正確な情報を含んでいる場合があります。
パッと見ただけだと見抜けない自然な文章なので、使う側の人間は、常に文章を疑う必要があります。

特に専門的な分野や技術的な問題に関する質問に対しては、
回答が不完全、または不正確である可能性が高い傾向があります。
分からないことは「分からない」と答えてくれることもありますが、
情報が正しいかは自身で判断をしましょう。

個人情報の扱いについて

ChatGPTは、ユーザーが提供した情報を収集し、それを使用して応答を生成することがあります。
ただし、ユーザーの個人情報を収集することはないと表明しています。
OpenAIは、ユーザーが提供した情報を収集する場合でも、
その情報を慎重に管理し、個人情報保護法に準拠するようにしているようです。

とは言え、ChatGPTには開示しても問題ない情報のみ使用することがおすすめです。
自分の住所や機密情報などは入力しないよう注意しましょう。

利用規約について

ChatGPTを使うには、OpenAIが定める利用規約に同意する必要があります。
利用規約には、ChatGPTの利用に関する制限や禁止事項が明記されています。

たとえば、ChatGPTを悪用して違法な行為を行ったり、他のユーザーを傷つけることは禁止されています。
また、ChatGPTの商用利用についても、OpenAIの事前の承認が必要です。
利用規約に違反した場合、OpenAIはChatGPTの利用を禁止することがあります。

最近、ChatGPTを使って、著書や記事を大量に作成して販売している人が多くいらっしゃるようですが、
利用規約に違反している可能性もあるので気をつけましょう。

 

ChatGPTのリスクと可能性

サイバー犯罪への影響

ChatGPTのような人工知能は、サイバー犯罪に悪用される可能性があります。

例えば、フィッシング詐欺です。
ChatGPTを使えば偽の情報を大量に生成することができるので、
それを悪用して詐欺行為が行われる可能性があります。

便利すぎるが上に、取り扱いも注意しなければなりません。

▼関連記事▼
ChatGPTを企業で活用する時に押さえておくべき5つの注意点

人工知能の進化と将来性

ChatGPTの開発は、人工知能の進化を促す可能性があります。
AIは、短時間で膨大な量のデータを処理し、それをもとに高度な判断を下すことができます。
ChatGPTのような技術を応用することで、より複雑な課題に対応できるようになるかもしれません。

また、自然言語処理技術と人間とのコミュニケーションをかけ合わせることによって
より高度なタスクを遂行することができます。

既にChatGPTを応用した様々なサービスや製品が登場していますが、人工知能の進化はまだまだ止まらないと感じています。
楽しみです。

▼関連記事▼
ChatGPTのプラグインで何ができる?その使い方とポテンシャルを徹底解説します。

人間との関係性について

ChatGPTの人間との関係性については、まだ模索段階です。
ChatGPTを使って会話する際には、人間が会話の文脈を理解し、
適切な応答を生成することが求められます。

しかし、ChatGPTが生成する回答には、
機械的なものや、意図しないものが多くあります。
人間との関係性をより深めるためには、より高度な技術の開発が必要であると言えるでしょう。

▼関連記事▼
ChatGPTが生み出す未来の可能性。AIが仕事を奪う時代に必要なスキルとは?

ChatGPTのよくある質問

ここでは、ChatGPTに関するよくある質問について、まとめて解説します。

誤った情報を出力することはありますか?

ChatGPTは、大量のテキストデータを学習しているため、
一部の情報に誤りがある場合があります。

特に、ChatGPTが生成した文章をそのまま鵜呑みにすることは危険です。
セカンドオピニオンとして使用するのがいいかと思います。

ChatGPTは日本語に対応していますか?

はい。
ChatGPTは日本語にも対応しています。
ただし、日本語対応のモデルは英語モデルと比べて精度が低い傾向にあります。

また、日本語には独特の表現や文化的背景があるため、自然な日本語の生成にはまだ課題が残っているようです。

ChatGPTまとめ

ChatGPTはOpenAIが作った非常に優秀なAIです。
非常に便利なツールですが、ChatGPTを実際の業務で使っている人は未だ全体の8%と言われています。

そんな方に向けて、
エッコではChatGPTの基礎から、実際の活用事例までを解説するセミナー(無料)を定期的に開催しております。
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セミナーで学べること
・『Chat GPT』とは何か
・『Chat GPT』をビジネスにおいてどう活用するか
・うまく活用できるとどんな効果があるのか

セミナー内容
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講師
株式会社エッコ 代表取締役社長 九郎丸 大樹
これまで100以上の企業のWebコンサルティングに関わり、 3年間で月商を300万から4,000万にまで増加させた実績を持つWebコンサルタント。
最近では、ChatGPTの活用セミナー講師としても活動中。
最近では富山テレビ様からのご依頼によりChatGTP活用セミナーを開催いたしました。

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