N.HADA
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PRの羽田です。今回もChatGPTについてお話しします。

ChatGPTとは、高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIです。
ChatGPTの登場をきっかけに世界のAI競争に火蓋が切られたことで、
今後私たちの生活は急速に変化していくことは間違いありません。

生活にAIが取り入れられることで、暮らしは便利になりますが、
その反面「AIによる自動化が進むことで、人間の仕事がなくなる」ことが心配されてます。

そのような時代を迎える前に、
AIを活用する方法を知っておきたいと考えている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、AIの最先端技術であるChatGPTを使いこなす方法と、
AIトレンドの先頭に立つChatGPTを使いこなすためのスキルや注意点を伺いましたについて
プログラミングに深い知識を持つ某Webシステム開発会社の代表取締役のAさんと、
弊社エッコのエンジニア2人に話を伺いました。

「ChatGPTを使いこなしたい」「ChatGPTでビジネスを成長させたい」
「時代の流れに乗り遅れたくない」といった方は必見です!

前回の記事はこちらからご確認いただけます。ChatGPTは結局何がすごい?現役エンジニアが物申す!

(インタビュー日2023年3月8日)

ChatGPTを使いこなすために必要なことは? 

A:ChatGPTを使いこなすためにまず必要なのは、
ChatGPTに質問する力を磨くことですね。
質問が抽象的だとChatGPTの答えも抽象的になりますし、
質問の精度が高いと非常に高い精度の回答を返してくれます。

久保田:ChatGPTは幅広いジャンルかつ膨大なテキストデータを使って学習しているため、
何らかの前提条件が無いと、どのジャンルの文章を生成すればよいのか分からないんですよね。

例えば、「おいしいレストランを教えてください」と聞くのではなく
具体的に「東京にあるイタリアンレストランで、予算が5000円以下である場所を教えてください」
という質問の方が回答の精度が高くなるということです。
ChatGPTを使いこなすには、事前に自分が何を知りたいのか明確にする必要がありますね。
ちなみに、AさんはChatGPTを仕事に使ってみましたか?

A:使ってみましたよ。頭のいいAIですが私の印象だと、
プログラミングの仕事はまだChatGPTには任せられないという印象です。

久保田:鯵坂さんの仕事は難しいものが多いので、お願いできることは少ないかもしれませんね…
しかし、私が実験したところ、かんたんなコードも書いてくれてたので、
ChatGPTに全ての仕事を任せ切ることはできなくとも、
一部の仕事をしてもらうことで、仕事が楽になると感じました。
試しにWordPressのプラグインのコードを書いてもらいましたが、
WordPressの構造を理解していないと書けない様なコードを返してきました。

A:そうですね。プログラミングが分からない人がChatGPTに
Webサイトを作ってとお願いしても、作ることはできません。
ChatGPTは、簡単なタスクをお願いするには適していますが、
複雑なタスクには対応できないため、まるで入社1年目〜3年目の有能な社員のようですね。

久保田:ミスも意外に多いので、最後に絶対確認が必要ですもんね。
でも、使い方次第ではとっても便利です。

伊藤:僕は家でコーディングを勉強をする時に、ChatGPTを家庭教師として使っています。
勉強中に分からない問題があれば、ChatGPTにヒントを3つだけ教えてと聞いてみたり、
間違った問題のどこが違っていたのかを解説してもらったりしています。
そのほかにも、業務中にすぐに先輩に聞けない状況の時もあるので
まずはChatGPTに聞いて仕事を進めています。

A:家庭教師として活用するという使い方の視点はありませんでした。素晴らしい使い方ですね。

 

AIに仕事が奪われる時代はくるのか?

A:僕は来ないと思います。
1番の理由は、ChatGPTに責任能力がないからです。
ビルゲイツは「医師が書類仕事に費やしている時間をAIで削減できる」と発言しているのですが、
医療現場が人間ではなく、AIだけになってしまったら責任はだれが取るのでしょうか。
ChatGPTを開発した会社が、責任を取るのも難しいのですよね。

久保田:たしかにそうですね。なのでAIに仕事が奪われると不安がるのではなく
ChatGPTが得意なところだけは、そちらに任せられて仕事が楽になるという表現の方が正しいと思います。
さっき話した僕の「コードを書く時の助けになる」話と似ているのですが、
数学教師であれば、問題集を代わりに作ってもらうとか、
英語教師であれば、2つの単語を使った英文の問題を10個作ってもらうとか
どんな職種の方でも、普段自分でやっていることのある程度は任せることができると思いますよ。

A:しかし、どれだけいろいろなことをAIで自動化して
仕事を効率的にできる様になったとしても
人間は自ら仕事時間を減らすということをしないので、
仕事をしなくなることはないんじゃないかなと思います。

久保田:ITがすごく発達してどんどん便利になっているにも関わらず、
一向に仕事をしなくても良い時代は来ないですもんね。(笑)

A:数年前欧州で、国民の幸福度を高めるために
週休3日を実験的に取り入れる取り組みがあったというのを見たことがあります。
なのでそこまで既成概念を破る様な政策がないと、人間は働かないという選択肢をしないですね。

 

世の中はどう変わっていくのか?

伊藤:コカ・コーラがキャッチコピーをChatGPTに作ってもらったりと、
ChatGPTの登場でAIを活用していく流れが強くなり、常識が今までと変わってきていると感じます。
実際に分からないことがあれば、Googleで検索するという生活習慣から、
分からないことはChatGPTに聞いてみるという習慣に変わってきました
そのあたりを踏まえて、エンジニアの2人は世の中はどう変わっていくと考えていますか?

A:現在、検索市場の約90%をしめているGoogleはChatGPTの登場に焦っていると言われていますが
僕は今まで人間の趣味趣向をデータとして持っているGoogleはこれからも強いと思います。
しかしまぁ、私たちの当たり前だった生活は、すごいスピードで変わっていくと思います。

久保田ChatGPTの登場により、世界のAI競争に火蓋が切られたという雰囲気ですね。
僕は個人的に、そろそろ中国あたりから世界が驚くとんでもない技術を持った会社が
出てきてもおかしくないと密かに思っています。

伊藤:本当にありそうですね。
本当に便利なので、まずはみなさんも使ってみてほしいです。

A:AIがビジネスや産業のあらゆる分野で活用されるようになってきているので
AIを使いこなせない場合、競合他社に比べてビジネスや製品の開発が遅れ、
自社の競争力が低下する可能性があると思います。
さらには、コスト増加・品質の低下・データ活用の機会の逃失・
技術的進歩の取り残し・ビジネス戦略の制限など様々なところでマイナスが出てくると思います。

 

まとめ

ChatGPTなどのAIにどの様に働いてもらうのか知ることが
今後とても重要になってくることが伝わってきました。

そして「人間にしかできないこととは何なのだろう」と考えさせれられた対談でしたね。

これからも、EOCを通してChatGPTの使い方をたくさん発信していこうと思います。