制作の久保田です。

今回はSEOの定番プラグイン「Yoast SEO」の使い方をご紹介します。
Yoast SEOは非常に多機能なため、今回は主に title、description の設定方法に絞ってご紹介します。

Yoast SEO について

Yoast SEO はオランダの企業Yoastで開発されている、WordPressの検索エンジン最適化プラグインです。
2021年12月現在、最も人気のあるSEOプラグインになっています。
(5百万以上の有効インストール数、25,000以上の高評価)

All in One SEOと比較されることが多いですが、現時点で世界シェアや評価はYoast SEOの方が高いです。

主な機能

無料版、有料版がありますが、無料版でも充分強力な機能があります。

  • title、descriptionやurlの最適化
  • 読みやすさの分析や問題点の検出
  • 高度なxmlサイトマップの生成
  • パンくずリストの設置
  • 重複コンテンツの防止
  • ソーシャルメディア設定
  • サーチコンソールとの連携

title、descriptionの設定は、記事ごとに設定できるのはもちろん、投稿タイプやタクソノミー(カテゴリー)ごとの出力も細かく設定できます。
また、誤って noindex(検索エンジンのクロール回避)を設定していた場合などに警告してくれたり、問題点を把握するのにも役立ちます。
逆に特定のページをクロールさせないようにすることも可能です。

title、descriptionの重要性

既にYoast SEOの導入を検討している場合は周知のことだと思いますが、SEOにとってのtitle、descriptionの重要性について簡単に解説します。

titleはページのタイトル、descriptionはページの概要です。
検索エンジンはまず、この情報を元にどのような内容のページなのかを判断します。
また、検索エンジンでの検索結果としても表示されるため、ユーザーは自身が探してる内容に合致するかを、この文章を読んで判断します。

短い文章の中で、いかにページの要約を記載し、ユーザーに興味をもってもらえるかが重要です。

Yoast SEOはたくさんの機能をもっていますが、title、descriptionの設定だけでもかなりの高機能なため、ここでは、インストール方法とtitle、descriptionの設定手順を見ていきます。

インストール

まずはYoast SEOの有効化の手順をみていきます。

  1. 管理画面の左メニューの「プラグイン」から「新規追加」を選択します。
  2. 「プラグインの検索」から「Yoast SEO」を検索します。
  3. 検索結果の「Yoast SEO」の「今すぐインストール」をクリックします。
  4. インストールが完了したら「有効化」をクリックして有効化します。

プラグインを手動でインストールする場合はこちらのリンクからダウンロードできます。

設定方法

デフォルト設定

プラグインを有効化すると左メニューに「SEO」という項目が追加されるので、クリックしてYoast SEOのデフォルト設定をしていきます。

設定画面に入ると、サイトに問題があった場合、問題点が表示されるます。内容にそって改善するようにしましょう。

検索での見え方

サブメニューの「検索での見え方」をクリックして、各ページのデフォルトのtitle、descriptionを設定していきます。

一般

一般タブの各項目の設定を見ていきます。

タイトルを書き換える

「タイトルを強制的に書き換える」を有効にすると、テンプレートに入っているtitleを、Yoast SEOで設定したtitleで強制的に書き換えます。description は書き換えられないので、重複して表示されないかは確認するようにしましょう。

タイトル区切り

「タイトル区切り」は「<title>タイトル | サイトのタイトル</title>」などの区切り文字を指定できます。
指定した区切り文字は、後で解説する「変数」を入力することで使用できます。

ホームページ

「ホームページ」はトップページの設定です。
直接テキストを入力することもできますし、「変数」を入力することで、サイトの情報を出力することも出来ます。
「SEO タイトル」にトップページのtitle、「メタディスクリプション」にトップページのdescriptionを入力します。
「ソーシャル設定」は、トップページがsnsで共有された場合に表示される項目です。

入力が完了したら「変更を保存」ボタンをクリックして設定を保存します。

Yoast SEOで使用できる変数

Yoast SEOの「変数」とは、動的な情報を取り出すための書式ルールです。
例えば、投稿のタイトルを表示させたい場合は「%%title%%」と入力することで、タイトルに自動的に置き換えられます。

「変数」は、「%%title%%」のように[%%]でくくられた文字であらかじめ定義されているので、組み合わせで自由にデフォルトのtitle、descriptionを設定できるようになっています。
また、後々サイトのタイトルを変更した場合でも、「変数」で記述されていれば部分は一括で置き換わります。

設定できる「変数」は非常に多いですが、主な「基本変数」の一覧は、以下になっています。

変数 説明
%%sitename%% サイトのタイトル
%%sitedesc%% キャッチフレーズ
%%sep%% タイトル区切り
%%title%% 記事のタイトル
%%excerpt%% 記事の抜粋
%%category%% 投稿のカテゴリー
%%category_description%% カテゴリーの説明文
%%term_title%% ターム名
%%term_description%% タームの抜粋

「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」は左メニューの「設定」->「一般」の中の入力値です。
「タイトル区切り」は、先の「タイトル区切り」で設定した区切り文字が入ります。

上記の「変数」を使用して、「<title>タイトル | サイトのタイトル</title>」を出力したい場合は
%%title%% %%sep%% %%sitename%%
と入力します。
これで、各ページのタイトルに応じて自動的にテキストが切り替わります。
呪文みたいで難しく見えますが、基本的にコピペで使用するだけなので、上の表から必要な情報をコピーして使用してみてください。

先にあげたような基本的な「変数」の他、便利な変数をいくつか上げておきます。

変数 説明
%%parent_title%% 親ページのタイトル
%%searchphrase%% 検索文字
%%cf_<custom-field-name>%% カスタムフィールドの値
%%ct_<custom-tax-name>%% カスタムタクソノミー名
%%ct_desc_<custom-tax-name>%% カスタムタクソノミーの説明文

他にも多くの「変数」が用意されているため、どういった情報が拾えるのかの詳細は「Yoast」のサイトをご確認ください。

※英語サイトですが、自動翻訳でだいたいの意味はわかると思います。

コンテンツタイプ

トップページ同様に、一覧と詳細のデフォルトのtitle、descriptionを設定していきます。

「コンテンツタイプ」タブをクリックします。
ここでは、以下の項目が設定可能です。

  • 「投稿」の詳細のtitle、description
  • 「固定ページ」のtitle、description
  • 「カスタム投稿」の一覧と詳細のtitle、description

「実績」や「お客様の声」などのカスタム投稿がある場合は、各カスタム投稿の設定フィールドがここに表示されます。
入力項目はほぼ同じなので、ここでは「投稿」の詳細を例に見ていきます。

投稿を検索結果に表示しますか ? [1]

「オン」になっていると検索にクロールされます。
クロールさせたくない場合は、「オフ」にしてください。

投稿 の SEO 設定を表示 [2]

「オン」になっていると、投稿のエディタの下にSEOの設定フィールドが表示されます。
各ページの設定項目は次の「個別記事の設定」で説明します。

SEO タイトル・メタディスクリプション [3]

「SEO タイトル」と「メタディスクリプション」は、トップページの入力方法と同じで、直接テキストを入力するか、先に記した「変数」を入力します。
「投稿」は動的な情報を出したいので、基本的には「変数」を使用して入力します。

スキーマ設定 [4]

「スキーマ設定」の詳細はここでは省きますが、この設定は検索エンジンがコンテンツの内容を理解するのに役立ちます。
「デフォルトのページタイプ」と「デフォルトの投稿タイプ」のプルダウンから、記事内容に近いものを選択します。
とくに該当するものがない場合はデフォルトのままでokです。

その他のタブ

「タクソノミー」タブ、「アーカイブ」タブも同様に設定していきます。
入力項目はコンテンツタイプの内容とほぼ同じなので、ここでは省略します。

パンくずリストを使用する場合は、「パンくずリスト」のタブから、表示内容を編集できます。

個別記事の設定

先の「コンテンツタイプ」で、「投稿 の SEO 設定を表示」をオンにしている場合、各記事のエディタの下に「Yoast SEO」の入力フィールドが表示され、記事ごとのtitle、descriptionが個別に設定できます。

入力項目は、先のtitle、descriptionの設定方法とほぼ同じですが、ここでは「変数」を使用しないで、個別にテキスト入力して最適化します。
※省略した場合は先のデフォルト設定の値が自動で入ります。

ここでは、「SEO」タブのみ見ていきます。

フォーカスキーフレーズ [1]

ここにキーワードを入力すると、Yoast SEOが記事内容を評価します。
評価した内容は、下の「SEO解析」の中に表示されます。通常は未入力でも問題ありません。

title、slug、description [2]

「SEO タイトル」、「スラッグ」、「メタディスクリプション」を入力します。
「SEO タイトル」、「メタディスクリプション」は、デフォルト設定同様、title、descriptionの値を入力します。
「スラッグ」はページのurlになるため(パーマリンク設定が投稿名の場合)、半角英字でキーワードに近いものを入れます。

入力した内容は「Google プレビュー」に実際に検索結果として表示されるプレビューが表示されます。

SEO解析 [3]

Yoast SEOの評価が表示されます。
ここの項目は、日本語記事の場合あてはまらない内容とかも出てくるので、厳格に守る必要はありません。
あくまで目安ととらえてokです。

以下の項目を注意してみると良いと思います。

  • 見出しにキーフレーズを使用する
  • 本文にキーフレーズを多用しない(目安上限は4回まで)
  • 内部リンク、外部リンクを入れたほうが良い
  • 画像とaltを適切に配置する

その他の項目

ここでは省略しますが、「スキーマ」タブは先の「コンテンツタイプ」の「スキーマ設定」同様、記事の内容に近いプルダウンを選択します。「ソーシャル」タブは、SNSでの表示の設定です。

詳細は各項目の「?」マークをクリックすると、Yoastのページに移動するので、公式サイトで確認できます。
※英語サイトですが和訳で要約は理解できると思います。

まとめ

以上、Yoast SEOでの title、descriptionの設定方法でした。
Yoast SEOは、eccoでWordPressサイトを制作する場合、必ず入れるプラグインとしてルール化されています。

もし、自身のサイトがなかなか検索にかからないようだったら、まずはじめに導入してみることをおすすめします。
title、descriptionを最適化して、検索エンジンにもユーザーにも見つけてもらいやすいサイトにしましょう。