LINE公式アカウントを運用している方で「ブロック率」が気になっている方も多いでしょう。

今回はプロのLINEコンサルタントが、
LINE公式アカウントがブロックされてしまう原因ブロックを防ぐ8つの方法をご紹介します。

この記事でLINE公式アカウントで失敗しないための運用方法を勉強していきましょう!

LINE公式アカウントの平均ブロック率

LINE公式アカウントのブロック率は業界や業種によっても異なりますが、20~30%が平均です。
この平均値を超えている場合は運用の見直しが必要な場合があります。

しかし、すべてのお友だちからのブロック率をなくすのは難しいため、
情報を届けたいお友だちからのブロックを避ける運用を心掛けましょう。

さらに具体的な数値としては、10%未満が非常に良く、11%~19%が良い状態です。
一方、31%以上は改善が必要かもしれません。

また、友だち数が増えるとブロック数も増える傾向があります。

ブロックされてしまう原因とは 

LINE公式アカウントがブロックされてしまう原因はさまざまです。

具体的な原因を見ていきましょう。

配信頻度が高い

LINE公式アカウントからの配信が多すぎると、お友だちはストレスを感じてしまいます。

たくさんの通知が届くと、ついつい「ブロックする」ボタンを押してしまうこともあるので、
適切な配信頻度を設定することが重要です。

配信内容に興味がない

お友だちがLINE公式アカウントの配信内容に興味を持てない場合も、ブロックされる原因となります。

また、毎回同じようなメッセージでは飽きられてしまうので、
配信方法を工夫しながら飽きられないメッセージや、特典、お友だちが役立つ情報を提供しましょう。

友達追録したものの店舗やサービスを今後利用しない

友達追録したLINE公式アカウントの店舗やサービスを今後利用しない場合、お友だちはアカウントを削除することがあります。

お友だちにとって魅力的な情報や特典を提供し続けるなど、利用し続けてもらうための工夫が重要です。

ブロックを防ぐ8つの方法

ブロックを防ぐためには、8つの方法があります。

優先度順に紹介するもで、上から順番に実施していくのがおすすめです。

絞り込み配信を行う

LINE公式アカウントをブロックされてしまう要因で1番多いのは、
「自分には関係がない」「自分に向けられたメッセージではない」と思われた時です。

そのため、LINE公式アカウントの無料機能である絞り込み配信という機能を活用し、
年齢・性別、居住地などの属性ごとにそれぞれニーズに合わせて情報を配信しましょう。

例えば、飲食店で登録している友だちに一斉配信で「お酒を一杯プレゼントクーポン」を配信したとします。

友だちの中には、さまざまな年齢の友だちがいますが、
20代~60代の方にクーポンが届けば喜んでもらえるかもしれません。

しかし、未成年の学生にアルコール商品のクーポンが届いてしまったりすると、
受け取っても使えないので、それは友だちにとって不要な情報になりかねません。

自分に関係のない情報が一方的に送られてくると鬱陶しい、しつこいと感じ、これがブロックに繋がります。

そのため、メッセージやクーポンを送信する時は、絞り込みは配信を使用してみましょう。

リッチメニューを設定する

リッチメニューは、LINE公式アカウントの画面下部に表示されるメニューバーで、
クリックすることで各種メニューや情報にアクセスできる便利な機能です。

リッチメニューを設定すると、
お友だちは商品情報や予約機能、クーポン情報やイベント案内など自分が興味のある情報にいつでも自由にアクセスできるようになります。

リッチメニューの中に、気になるコンテンツや便利な機能があれば、LINE公式アカウントの利便性が伝わり、ブロックする意識が低くなります。

配信内容の見直し

お友だちが興味を持ってくれる配信をするには、
色々な情報を配信をしてみて、反応を見てみる」が正解です。

LINE公式アカウントは、
メッセージを開封した人数メッセージ内のURLをクリックした人数など、メッセージに関する統計情報を確認できる機能があります。

配信ごと反応率を見て、お友だちの興味や、見てもらいやすい配信内容を把握し、改善していくことでお友だちに”ウケる”配信を作ることで、ブロック率を下げることができます。

配信方法の見直し

テキストだけのメッセージでは、
お友だちに似たようなメッセージしか届かないと認識されてしまい、飽きられてしまうことでブロックされる可能性が高まります。

テキストだけでなく、画像や動画、スタンプなどの多様なコンテンツを活用し、飽きさせない工夫を行いましょう。


  画像:LINE公式アカウント

さらに、お友だちとの対話を促すために、クイズやアンケートなどの参加型コンテンツを取り入れるのもおすすめです。
お友だちが楽しみながら情報を受け取れるように配信方法を工夫しましょう。

配信頻度の見直し

メッセージの配信頻度として、月に2〜4回のメッセージ配信がおすすめです。
友だちとのLINEのやりとりの邪魔にならないように、多くても週1回に留めるのが妥当です。

頻繁すぎず、かと言って情報が乏しいということも避けましょう。

あいさつメッセージの設定

友だち追加時に送信されるあいさつメッセージでは、これから配信する情報やアカウントのサービスが
お友だちにとってどのようなメリットがあるのか明確にすることで、ブロックを避けることができます。

〈あいさつメッセージを設定する時のポイント〉

  • 伝えたいことを16文字以内にまとめる
  • 吹き出し数を2通に収める
  • メッセージ+リッチ画像の形式にする

あいさつメッセージは、かんたんに見やすくを心がけましょう。
また、最も商品が売れやすいタイミングはLINEに追加した直後とも言われています。

あいさつメッセージには、こだわりましょう。

配信時間の見直し

お友だちがアクティブな時間帯や、通常の休憩時間など、
スマートフォンを触っていることが多い時間にメッセージを送信しましょう。

〈投稿時間を決めるポイント〉

  1. ターゲットの生活リズムに合わせた配信時間を狙う
  2. コンテンツと曜日の相性を考慮した配信時間にする
  3. 競合アカウントと被らない投稿時間にする

適切な配信時間帯を選ぶことで、お友だちの関心を引きやすくなります。
ただし、過度な深夜配信や頻繁な配信はお友だちにストレスを与える可能性があるので注意が必要です。

友達の質を上げる

友達追録数だけを追い求めるのではなく、質の高い友達を増やすこともブロック率を下げる一つの手段です。

最初から「クーポンプレゼントなので…」というより、
「お得な情報を配信します」と言ってしまった方が友だちの増え方は緩やかかもしれませんが、密度の濃い友だちを集めることができます。

ここまでブロック率を下げる方法をご紹介してきましたが、実はブロック率はそこまで過剰に意識する必要はありません
なぜならば、LINE公式アカウントの運用目的は自社の売上向上であることが大半だからです。

ブロック率を下げるためには極端な話としてメッセージ配信を行わないことが一番有効な策ですが、
これでは本来の売上向上という目的を達成することができません。

すべての人に買っていただくことは難しいので、
友だちへの有益性を考えたメッセージを送る中で一定のブロックが出てしまうことは許容しながら運用していきましょう。

ブロック率よりも大切なこと

先ほども少し説明しましたが、メッセージを送る中で一定のブロックが出てしまうことは仕方のないことです。
そのため、ブロック率を毎日モニタリングしたり、ブロック率の上下に一喜一憂するといった過剰な意識は必要ありません。

LINE公式アカウントの運営において、ブロック率以上に重要なことは
開封率」と「コンバージョン率(CV率)」と「友だちをファン化させること」です。

開封率

メッセージを開封率をあげるためには、先ほど紹介した配信内容や配信時間を工夫したり、
タイトルや最初の一行目などの情報を工夫して、お友だちの興味を引く必要があります。

どれだけ多くの友達にメッセージが送信されていても、開封されなければ意味がありません。
開封率を上げることは来店や購入に繋がる母数を増やすためにとても重要です。

開封率はLINE公式の分析機能で確認することができるので、
定期的にデータを振り返り、改善方法を考え運用に活かしていきましょう。

LINE公式アカウントの平均開封率は60%です。

コンバージョン率

LINE公式アカウントの目的は、お友だちの行動を誘導し、成果(コンバージョン)を生み出すことです。
この成果は、来店予約や会社説明会への参加申し込みや資料請求などが考えられます。

お友だちにアクションをしてもらうには、成果までの導線をわかりやすく配置する必要があります。

リッチメニューでは、右下が最もクリック率が良いと言われているため、
「申し込む」「無料資料をダウンロードする」などのアクションは右下に設置するのがおすすめです。

友達をファン化させること

LINE公式アカウント運用で最もしてほしいことは、「お客様と継続的な関係を築くこと」です。

なぜなら、安定して売上を上げるには、リピート客を増やすことが必要不可欠だからです。
そのためLINE公式アカウントを使って、お客様がお店のファンになるような配信をしましょう。

友だちになっている方は商品・サービスの購入を検討されている方たちです。
キャンペーンで得られる金銭的メリット以外の、購入をした後の自分をイメージできる情報を送ってあげると良いと思います。

集客(LINEの友だちを増やす)→教育(役立つ情報の配信)→販売(購入または資料請求など)までの一貫した戦略を立て、
LINE公式アカウント運用の効果を最大限に発揮していきましょう。

LINE公式アカウントを使う最大のメリットは、お客様の継続的な関係構築が重要です。

まとめ

LINE公式アカウントのブロック率は業種によって異なりますが、25%前後と言われています。
もしあなたのLINE公式アカウントのブロック率が心配であれば、
今回紹介したブロック率を下げる8個方法を実践してみてください。

  1. セグメント配信を行う
  2. リッチメニューを設定する
  3. 配信内容の見直し
  4. 配信方法の見直し
  5. 配信頻度の見直し
  6. あいさつメッセージの設定
  7. 配信時間の見直し
  8. 友達の質を上げる

しかし、LINE公式アカウントはブロック率だけにとらわれず、
開封率やCV率の向上、友達との良好な関係構築も重要です。

お友だちのニーズに合った魅力的なコンテンツを提供することで、
成功するLINE公式アカウント運営を目指しましょう。

これらのアイデアやノウハウを実践し、効果的なLINE公式アカウントの運営を行ってください!

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