楽天とかAmazonとか、いろんなECモールがあるけど、どこに出店しよう・・・

できれば手数料が安くて、手元に残るお金が多いモールに出店したい・・・

自社ECを運営するのは難しいから、ECモールを検討している。


   

そのようなことをお考えなら、
ECモールへの出店はおすすめできません!!!

 

今回は、有名なECモールを比較していきますが、
なぜECモールへの出店はおすすめできないのかという理由もお話ししますので
最後までご覧ください(。-∀-。)

ECモールの種類。そもそもECモールとは?

簡単にいうと、すでに用意された大きな箱(モール)の中に、
自社の商品を入れて、販売をしていくのがECモールです。
実店舗に例えると、ショッピングモールや百貨店にテナントを出すイメージです。

有名なECモールだと、
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・ZOZOTOWN・auPAYマーケット などがありますね。

ECモールと一言で言っても色々な種類があります。

①商品を登録するだけのマーケットプレイス型ECモール
  -Amazon
②ショップとして登録し、その中に商品を掲載していくテナント型ECモール
  -楽天、Yahoo!ショッピング
③複数のショップ、ブランドを自社内で構築する統合管理型ECモール

 

一方で自社ECは、複数のショップが1つにまとまっているモールとは違い、
独立したドメインをもち自由度の高い運営が可能です。

ECモールの手数料比較

有名どころで、実際に商品を出品し、商品が売れた時の手数料を比較していきましょう。

楽天

  がんばれプラン スタンダードプラン メガショッププラン
初期登録料 60,000円 60,000円 60,000円
月額出店料 19,500/月
年間一括払
50,000/月
半年ごとの2回分割払
100,000/月
半年ごとの2回分割払
システム利用料 月間売上高の
3.5~7.0%
月間売上高の
2.0~4.5%
月間売上高の
2.0~4.5%

最初の登録に6万円もの費用がかかり、さらに毎月商品が売れた売れないに関わらずかなり費用が取られます。

商品が売れた際も何%かはシステム利用料として持っていかれるため、
上手くいかなかった場合でも、どんどんとお金が取られていく仕組みですね。

Amazon

  一律プラン
初期費用 無料
月間登録料
  • 大口出品: 月額4,900円*(出品中の商品がある場合)
  • 小口出品: 月間登録料はありません
販売手数料 8〜15%
基本成約料
  • 大口出品: 基本成約料なし
  • 小口出品: 販売する商品ごとに手数料100円
カテゴリー別成約料
※メディア商品の販売については、小口出品および大口出品のいずれの場合も商品ごとにカテゴリー別成約料を支払う必要があります。
80〜600円

初期費用や、小口出品であれば費用はかからないものの、
商品が売れた際にものによっては最大で15%も取られてしまうので、かなり痛いですね。

Yahoo!ショッピング

  一律プラン
初期費用 無料
月額システム利用料 無料
売上ロイヤルティ 無料
ストアポイント原資負担 1%~15%(現在1%は必須になります)
キャンペーン原資負担 1.5%は必須になります

楽天市場、Amazonに比べYahoo!ショッピングは初期費用やシステムの利用料はかからないようですが、
原資負担などで数%費用を取られることとなります。

 

以上のことより、ECモールをおすすめできない最大の理由は、
手数料が非常に高いということです。

ユーザーの興味を引くため、まずは薄利多売で激安で商品を販売したらなおさら手元に残るお金は少なくなります。

自社ECを立ち上げる費用がない、自社ECを運用するノウハウがない
そのような理由でECモールに出店し、ふと立ち止まったときに全然粗利がないじゃん、、、となってしまう前に
しっかりと検討する必要があるのです。

ECモールに出店するメリット

すでに集客力がある

何か商品が欲しいな〜と思った時、「〇〇 通販」「〇〇 最安値」「〇〇 激安」などで検索すると、
ほとんどのキーワードで、楽天やAmazonのページが上がってくる印象です。

実際に今回は様々な業種・商材のキーワード20件調査してみました!(※2021年12月時点)

ファッション
Tシャツ 通販

1位:楽天市場
2位:ZOZOTOWN
3位:自社EC

レディース マフラー 通販

1位:楽天市場
2位:SHOPLIST
3位:Amazon

キッズ用品
ベビーカー 通販

1位:楽天市場
2位:自社EC
3位:Amazon

スタイ 通販

1位:楽天市場
2位:自社EC
3位:自社EC

スポーツ用品
サッカーボール 通販

1位:楽天市場
2位:Amazon
3位:価格.com

メンズ ゴルフウェア 通販

1位:自社EC
2位:自社EC
3位:楽天市場

DIY
リメイクシート 壁

1位:楽天市場
2位:Amazon
3位:メディアサイト

床 ペンキ DIY

1位:自社EC
2位:YouTube動画
3位:YouTube動画

家電
最新エアコン 通販

1位:価格.com
2位:楽天市場
3位:自社EC

激安 炊飯器 通販

1位:楽天市場
2位:自社EC
3位:Yahoo!ショッピング

食品
おせち 通販

1位:楽天市場
2位:自社EC
3位:自社EC

明太子 通販

1位:自社EC
2位:楽天市場
3位:自社EC

家具・インテリア
ソファ 通販

1位:自社EC
2位:自社EC
3位:楽天市場

ローテーブル 通販

1位:楽天市場
2位:自社EC
3位:自社EC

日用雑貨
アルコール除菌 通販

1位:楽天市場
2位:自社EC
3位:Amazon

タープ 通販

1位:楽天市場
2位:Amazon
3位:Yahoo!ショッピング

ゲーム
ポケモンカード レア

1位:自社EC
2位:自社EC
3位:Yahoo!ショッピング

PS4 中古

1位:楽天市場
2位:自社EC
3位:自社EC

コスメ・健康

クッションファンデ おすすめ

1位:自社EC
2位:アフィリエイトサイト
3位:アフィリエイトサイト

韓国コスメ

1位:自社EC
2位:自社EC
3位:楽天市場

 

圧倒的、楽天市場、、、、

楽天市場やAmazonの上位表示率はかなり高いですね。

ただし、だからと言って自社ECで楽天やAmazonに勝てないわけではありません。
もちろんこのようなビッグキーワードで戦おうとすると負けるので、
どのページでどのキーワードを狙うのかがとても重要となります。

ポイントがつくので利用者が多い

 

ユーザーからすると購入する商品に対して、ポイントがつき、
そのポイントでまた購入ができるというのも嬉しいポイントですね。

ECモールの流通総額ランキングを見ても、
非常に多くのユーザーに利用されているというのがわかります。

ECモールは自動販売機だと思ってください。おすすめできない理由

顧客情報が取得できない

自社ECであれば買い物をしたユーザーの会員登録情報や、これまでどれくらい商品を買っているのかといった購買データが取得できるのですが、ECモールでは、出店者が取得でくるデータに制限があるため、
独自のデータを利用したリピート対策というものが難しくなります。

例えば
・メルマガやLINEでの配信
・顧客ランクに応じたクーポンの発行
・誕生日クーポンの発行
・カゴ落ちした場合のリマインド
・リマーケティング広告
・会員限定セール

です。

また、モールから自社サイトに誘導するというのもできません。

ECモール内で広告をかけないと上位に入りにくい

引用:https://www.cyber-records.co.jp/blog/rakuten/rakuten-rpp-advertisement/

ECモールに出店すると、担当者がつきます。その担当者に必ず広告をおすすめされることでしょう。
お決まりの流れがこちらです。

順位は売上順になっています

売上をあげないと上位表示しません

売上を上げる為には広告を掛けないといけないです

「上位に入って、売上を上げるためには広告をかけないといけないのか、、、」
となると、どんどん広告宣伝比率が上がっていき、
費用対効果がかなり悪くなります。

商品に対する想いが伝わりきらない

特に最初でお話ししたAmazonなどのマーケットプレイス型ECモールでは、
商品の説明は記載できるものの、その商品にこめられた想いやなぜ人気なのかといった説明が十分にできず、

「ここから買いたい!」「この会社が販売しているから買いたい!」という
人の心に響かせた上での購入が難しくなります。

自社ECであれば、より詳細な商品ページを作ることや、別で商品に対する想いなどをまとめたページを用意することもできるため
会社や商品にファンをつけるという意味でも
少し物足りなさを感じることでしょう。

エッコの自社EC成功事例

立ち上げ1年半で広告費0円、SEOだけで月間1,000万までに

テントに関連するカテゴリーページの強化やコンテンツマーケティングにより、
立ち上げわずか1年で月間1000万の売上を達成した、資産価値の高いECサイト実績です。

着実に数値が上がっていくのをお客様と体感し、
一緒になって1つのサイトを作り上げていくことができている事例の1つです。

引用:https://www.tentmarket.co.jp/

たった半年で流入数4倍 収益300%アップ!

こちらの事例は、一度自社サイトを立ち上げ後、売上が立たずECモールに切り替えられました。
一旦クローズしてモールに切り替えたものの、本店サイトを復活させたいと再度立ち上げ、弊社にご依頼をいただきました。

復活当初はリスティング広告をかけられていたのですが、SEOに注力し、
傘関連の細かいキーワードを拾っていくことで、アクセス数は大幅にアップ。

それに伴い、買い周りのしやすさ、サイトの見やすさに力を入れていき日々売上も上昇している事例です。

引用:https://www.linedrops.jp/

1年で月平均売上が2倍以上に!

中古エアコンというこれまでになかった市場を開拓。

販売サイト「エアコン販売王」では、月間平均売上が2倍以上に上昇し、
最終的には売上は最大23倍まで上がっています。

当初使っていたリスティング広告も使う必要がなくなり、利益率は大幅アップ。
エッコのECサイトにおけるSEO対策で、大きな効果が出た事例です。

引用:https://aircon-hanbai.jp/

自社ECの制作・コンサルティングなら株式会社エッコへご相談ください

「ECモールはただの自動販売機 ということは分かったけど、
自社のECを立ち上げる初期費用がかかりかかるのではないか・・・」という不安もあるかと思います。

条件をクリアすれば、
補助金を利用してサイトを立ち上げることも可能です。

また、テンプレートを活用して、比較的安い初期費用で立ち上げをすることも可能です。

お客様の要望や状況に応じて、様々なご提案ができますので
ぜひ一度ご相談だけでもご連絡くださいせ。