みなさん、最近ととのってますか?
エッコのサウナーこと西出です。
最近サウナがブームになっていること、ご存知でしょうか?
僕は週1回はサウナでととのってます。
この記事では
・サウナで「ととのう」って何なの?
・サウナはおっさんが行くものじゃないの?
・サウナの何がすごいの?
こういった疑問を解決できる記事となっています。
この記事を読むとあなたは、
サウナに行きたくて行きたくてたまらなくなり、タオルを持って銭湯に足を運んでいることでしょう。
それでは順番に解説していきます。
目次
サウナで体に起きること
サウナで「ととのう」にはただ入ればいいわけではない
よく、
「サウナに入ってもととのわなかった…」
とか
「サウナは私には合わない」
といった声を聞きますが、
そんなあなたは残念ながら99%の確率で間違ったサウナの入り方をしています。
「サウナに入る」とは
- サウナ(前菜)
- 水風呂(メイン)
- 外気浴(デザート)
この1セットのことを言います。
サウナに入ることによる効果・メリット
「サウナに入る」と星の数ほどのメリットがあります。
全部書き出してもいいんですがそうなると僕の両手が消し飛んでしまうので
一部だけお伝えします。
・脳疲労がとれる
・アイデアが湧きやすくなる
・メンタルが良くなる(回復する)
・睡眠の質が上がる
・肌が綺麗になる
・目肩腰の疲労がとれる
・痩せやすくなる
・頭が良くなる
etc…
おいおいおい、全人類の悩みをサウナが解決してるじゃないですか…
もちろん、誇張して書いてるわけではありません。
きちんと科学的な根拠に基づいています。
順番に解説していきます。
サウナで体に起こること(サウナ編・水風呂編・外気浴編)
サウナで体に起こること ーサウナ編ー
まずはファーストステップとして、サウナに入ります。
みなさんご存知だと思いますが、サウナってめちゃめちゃ暑いですよね。
場所によってまちまちではありますが、基本的には100度前後です。
ここで私たちの体は
「ヤバイ!緊急事態宣言だ!」
となり、レインボーブリッジを真っ赤に照らすわけですね。はい。
具体的に言うと、
体は交感神経を優位にさせています。
交感神経優位となると体は戦闘態勢の状態に入ります。
超高温という危機的環境の中で体はありとあらゆるエネルギーを総動員させて
戦闘態勢となるわけですね!ガンバレ!カラダ!
サウナで体に起こること ー水風呂編ー
あつい、、あついぃぃ!!
と超高温の環境で体をいじめた後は
反対の超低温である水風呂が待ち受けています。
「今度はめちゃめちゃ冷たいやないかぁ!!!」
「やばいよやばいよ!!」
と体はまた戦闘態勢に入ります。
あつかったり冷たかったり、大変ですね。
しかし次は、外気浴。
すなわちデザートのお時間です。
サウナで体に起こること ー外気浴編ー
お待たせしました。
外気浴のお時間です。
外気浴とは外で寝そべったり座ったりするだけです。
数々の修羅場を潜り抜けてきた体は
「生き延びたぜぇ!!ここは安全だ…」
とサバイバルから帰ってきたように安心します。
ここでずっと交感神経が優位であった体が
初めて副交感神経が優位となります。
副交感神経が優位になるということは
体がリラックスモードに入るということです。
このように
「サウナ」→「水風呂」→「外気浴」
という一連の中で体の中ではいろいろなことが起きています。
ここまでがサウナに入ったときに体に起きていることです。
これからサウナによって得られる効果を詳しく解説していきます。
サウナのすごい効果
先ほども挙げましたがサウナによって得られる効果を順番に解説していきます。
すごい効果① 脳疲労がとれる
こちらはサウナが最強かつ最高である最大の理由です。
具体的には、
①無理やり脳を休ませる
②脳の血流を増やせる
この二つです。
無理やり脳を休ませる
サウナと水風呂の体の危機的状況2連発の際、
実は脳はめちゃめちゃサボってます。
というのも、体が戦闘状態で忙しすぎて頭を働かせる余裕がないのです。
つまり、サウナと水風呂に入っている時は
脳の活動が一気に抑えられて休息できるわけです。
現代のようなストレス社会で日中はがむしゃらに働き、
暇があればSNSやゲームに勤しんで、
脳にとって現代はブラック企業なのです。
サウナや水風呂の時ぐらい休ませてあげましょう。
血流の変化によって脳疲労がとれるメカニズム
まず、サウナによって体温が上がり、体全体の血流が良くなります。
サウナの後は、水風呂に入るわけですが、体の皮膚表面の細かい血管だけが一気に収縮します。
すると体の中の太い血管だけで大量の血液を回すことになります。
よって、太い血管の血流が劇的に上昇します。
太い血管というのは脳につながっている動脈も多く、
その結果脳に溜まっている老廃物が押し流されます。
このようにサウナと水風呂によって、
脳を無理やり休ませ、血流の変化によって
脳のゴミを一気に押し流しているのです。
アドレナリンの分泌
また、サウナと水風呂の危機的状況において
脳からアドレナリンが分泌されます。
トップアスリート界隈でよく話が出る、
「ゾーンに入る」
といった状態もこのアドレナリンが関係しています。
アドレナリンには、
- 鎮痛作用
- 集中力UP
- 頭が冴える
などの効果があります。
エンドルフィンの分泌
エンドルフィンも同様に分泌され、
- 多幸感
- 恍惚感
- 体の修復
などの効果があります。
このような脳内物質によって快感を得ることができます。
サウナで「整う」とは?
サウナ好きの人が連呼する
「ととのう」
これは、サウナ→水風呂のあとの外気浴の際に、
最高の気持ちよさを感じながらも、頭が冴え渡る不思議な瞬間
のことをいいます。
私は、よく
「ビール三杯飲んで気持ち良くなった時の気持ち悪さが0の状態」
と例えますが、共感されたことはありません…ぴえん…
このような不思議な状態の種明かしです。
サウナ、水風呂の際に体を戦闘態勢に入らせ、交感神経ビンビンにします。
その後、
外気浴の際に体は交感神経優位から副交感神経優位に切り替わりリラックス。
しかし、交感神経によって、
頭は血中にアドレナリンとエンドルフィンが残っていて冴えている
この状態がいわゆる「ととのう」なのです。
ちなみにアドレナリンやエンドルフィンの半減期は2〜3分です。
すなわち、水風呂を出て、外気浴に入る際の2〜3分が
最高の正真正銘の「ととのう」なのです。
すごい効果② アイデアが湧きやすくなる
脳の疲労が取れるだけでなく、アイデアも湧きやすくなります。
実はサウナに入ると、脳内ではα波とβ波という脳波が正常に整います。
これによって、頭が良くなったり、アイデアが湧きやすくなるわけです。
「じゃあ勉強なんてせず、サウナ行けばいいやん!」
となりそうですが、ここで言う頭が良くなるというのは
- ワーキングメモリの向上
- 集中力の向上
を言います。
ワーキングメモリの向上とは
ワーキングメモリとはなんぞやと思うでしょうが、簡単に言うと
『脳という作業机の広さ』のことです。
このワーキングメモリが大きいほど、
効率よく仕事を進めることができたり、難しい問題を解決することができます。
集中力の向上
これについては言わずもがな、
生産性や作業効率を高めます。
これらは脳のα波が関係しているのですが、
サウナによってこのα波が良くなるわけです。
ちなみにβ波はアイデアや閃き力が関係していて、
これらのβ波もサウナによって整えることができるのです。
普通の入浴でもα波を整えることができますが、
β波についてはサウナの特権です。
すごい効果③ メンタルが良くなる
メンタルに大きく関わる自律神経。
自律神経とは交感神経と副交感神経のことですが、
現代社会については、この二つの神経の切り替えがうまくいかず、
いろいろな支障をきたす人が多いです。
しかし、サウナによって交感神経と副交感神経を
強制的に切り替えることで、日々の生活で狂った自律神経が整うのです。
すごい効果④ 睡眠の質が上がる
現代の主な自律神経失調として不眠症があります。
僕はどこでも寝れますし、一回寝たら本当に起きませんが、
眠りが浅かったり、夜眠れない人というのは
本来副交感神経が優位にならなければならない睡眠時に
スマートフォンやテレビなどによって交感神経が優位になってしまっているために起こります。
これらをサウナは整えてくれ、ぐっすり眠れます。
ちなみにサウナから帰ってきた後は、死人のように眠れます。
ひどい時であれば12時間ぐらいノンストップで寝れます笑
すごい効果⑤ 肌が綺麗になる
温泉に行くと、よく美容にいい温泉などがありますが、
そんな温泉に入るよりもサウナの方が百倍綺麗になります。(温泉も効果あるとは思いますが)
代謝と血流が上がることにより、老廃物が汗とともに押し出されることで
角質などがとれツルッとしたお肌になります。
化粧水や乳液も忘れずに!!
すごい効果⑥ 目肩腰の疲労がとれる
デスクワークにおいて、最大の敵が
肩こり、腰痛、目の疲れ。
これらも血流と代謝の上昇によって解決できます。
あとは入浴後の体があったまっているうちにストレッチをすれば完璧です。
すごい効果⑦ 痩せやすくなる
これも血流と代謝の上昇による効果です。
ただ、一つ勘違いしてはいけないのが、
あくまでも「痩せやすくなる」のであって、「痩せる」わけではありません。
サウナによるカロリー消費は大したことないので、
サウナに入れば運動しなくていいわけではありません。
ちなみにサウナの後に運動をすると、尋常じゃない量の汗をかきます。
あまりおすすめしませんが、痩せたくてかつ朝にサウナに入れる環境の人は
一度チャレンジしてみてください!
以上が、サウナによって得られる理由のメカニズムについてでした。
サウナの正しい入り方
まず、前提として、自分が一番気持ちよくなれる方法で入ってください。
自分が一番リラックスできる方法を編み出すのが一番のサウナの良い入り方です。
しかし、そう言われてもサウナ初心者の方には分からないのが現状だと思いますので
私なりの入り方と科学的な意見を交えて紹介したいと思います。
お湯にしっかり浸かる
いきなりサウナに入るのではなく、
入念なウォーミングアップを忘れずに。
僕のおすすめはよくある炭酸温泉(シュワシュワしてるやつ)に10分ほどしっかり浸かりましょう。
炭酸温泉は関節の痛みや皮膚にも良いのでおすすめです。
足先がしっかり温まるまで頑張りましょう。
サウナと温泉については別枠なので
お湯にしっかりつかることも重要です。
しっかり頭・体を洗う
よくある間違いでサウナに入った後に、体を洗う人が多いですが
先に体を洗うことは必須です。
体を洗わないと表面の大きな老廃物が蓋をしてしまい、効果半減です。
まずは石鹸とタオルで大きな毛穴に溜まっている汚れを落とし、
サウナによって、内なる体と脳の汚れを落としましょう。
サウナ突入
お待たせしました、サウナのお時間です。
ずぶ濡れで入るのはマナー違反なので、しっかり体を拭いて入りましょう。
メガネの方は入り口のどこかに置く場所があります。
貴金属やメガネなどは熱くなってしまうので外して入りましょう。
もちろん、入る前にも出た後もしっかりと水分補給をしましょうね。
水分が少ないと汗も出にくくなります。
中に入るとたいていは段々のようになっており、高い場所の方が温度が高いです。
あぐらをかくか体操座りで座りましょう。
これは体全体の高さを揃えて温まりのムラをなくすためです。
時間としては8分〜10分が目安です。
本来は心拍数が目安であり、通常の心拍数の2倍ほどになるのがいいと言われ、
体の目安としては、背中の真ん中があつくなるぐらいと言われています。
まあ、心拍数も背中の真ん中もよく分からないですが、
全身があつくなるということなのでしょう。
ちなみに、あつくて耐えられない!!って人は少し低いところに座ればOKです。
最初はしんどいかもしれませんが、慣れてくるとだんだん
自分より後に入ってきた人より早く出るのが悔しくなってきます笑
倒れない程度に頑張りましょう。
水風呂進撃
さあ、次は水風呂です。
サウナを出てから水風呂に入る際の移動の時間は短い方がいいのですが
走らず、全身の汗をかけ水によって流してから入りましょう。
たまにダイレクトに水風呂に入る人もいますが、
気持ちよさそうですね〜。
ただ、見ていて気持ちの良いものではないですね。気をつけましょう。
水風呂を出るのは心拍数が2倍から通常に戻る頃、
時間としては1分〜3分が目安とされています。
体の目安としては、肺から出る空気が冷たく、吐く息がスースーとなったらOKと言われています。
背中の真ん中についてはよく分かりませんが、
この肺から出る空気が冷たくなるのは誰でもわかります!
最初に感じた時は「すげー!」ってなりました。
皆さんもアイスブレス感じてみてください。
外気浴最高
さあ、デザートのお時間です。
たまに、外気浴をせずに水風呂とサウナを繰り返している人を見ますが、
本当にもったいないです。マジで。
目の前にハーゲンダッツが置いてあるのに、
無視してずっとガリガリ君食べてるようなもんです。
まあ人によっては幸せかもしれませんが笑
水風呂でスースーしたら、外気に当たれる、かつ寝転がれるところにいきましょう。
難しければ椅子に座るしかないですが、
個人的には絶対仰向けに寝転がったほうがいいです。
「ととのう」レベルが全然違います。
先ほども述べたように半減期が2〜3分なのでできるだけ急いで寝転びましょう。
時間としては季節によりますが、5分〜10分です。
ここまでを1セットとして、これを3〜4セット繰り返してください。
これは一例ですのであくまでも参考に、自分なりのこだわりを作っていってください。
これであなたも「ととのうマン」です。
まとめ
さあかなり長文になりましたが、どうでしたでしょうか。
サウナには想像以上の効果がたくさんあって、
普段忙しく働いている全てのビジネスパーソンにおすすめです。
これを読んでいただいて、
- 「ととのう」はなんとなく分かるけど、メカニズムは知らなかった
- サウナで今度はととのえそう!
- サウナに行ってみたくなった!
などと思っていただけたら幸いです!!
私はこれを書く前に近所のサウナに入ってきました。
どうです?頭冴えてたでしょう?
あれ?そうでもない?おかしいなぁ。
じゃあ、もう1セット行ってきますね。