せっかくホームページを作成しても、検索結果に出てこなければ認知度を上げたり集客することはできません。
ホームページで上位表示させる方法は、「SEO対策」と「広告」の2つがあります。

どちらの方法も、押さえておくべき重要なポイントがあり、
そのポイントを知らなければ上位表示を獲得することは難しいと言えます。

そこで今回は、検索順位が決まる仕組みや検索順位を上げるために押させておきたいポイント
よくある失敗例を紹介します。ぜひご一読いただき、自社ホームページの順位のアップに活用ください。

目次

ホームページ検索順位の重要性とその影響

ホームページを運営する目的の一つは、多くの人にホームページを知ってもらうことではないでしょうか。

しかしそのためには検索エンジンでの表示位置、すなわち「検索順位」が非常に大切です。
まず、検索順位が高いとどんなメリットがあるのでしょうか見ていきましょう。

集客ができる

検索結果の1位に表示されると、訪問者の増加が期待できます。

なぜなら、検索時に1ページ目の上位に位置するサイトは、クリックされる確率が非常に高いからです。
具体的には1位のサイトは約20%のクリック率を誇りますが、10位では2%以下に落ち込みます。

このデータからもわかるように、検索上位表示はホームページへの集客において非常に効果的な手段と言えます。

収入のアップの可能性

検索結果で上位表示することができれば、比例して売上をアップできる可能性が高まります。
なぜなら、Web売上の方程式は、売上=アクセス×成約率×平均単価だからです。
多くのユーザーがホームページに訪れることで、商品購入や問い合わせの確率も上がります。

ホームページが検索結果に出てこない理由

ホームページを作成したにも関わらず、Googleなどの検索エンジンで見つからない場合それにはいくつかの理由があります。
以下で、その主要な理由を詳しく解説していきます。

検索エンジンに登録していない

これは最も基本的な原因の一つです。
新しくウェブサイトを公開したとき、自動的にすぐにGoogleがホームページを認知するわけではありません。
Googleの「Google Search Console」というツールを使用して、ウェブサイトを登録する必要があります。

コンテンツが評価されない

ウェブサイトが登録されていても、その内容に価値がないと判断されると検索結果に表示されにくくなります。

例えば、独自性がない内容、薄い内容、コピーされた内容などは評価が低くなります。
ユーザーに役立つ、オリジナルで質の高いコンテンツを提供することが重要です。

キーワードの競合性が強い

特定のキーワードで上位に表示されたい場合、そのキーワードの競合性が強いと上位表示が難しくなります。
競合性が高いとは検索ボリュームが多いことや、現在上位表示しているホームページが大企業だったりすることを指します。

例えば、「スマホ」というキーワードで上位表示を目指すのは非常に難しいですが、
「東京の古着屋 スマホケース」といったように具体的なキーワードであれば競合性が低く、上位表示がしやすくなります。

ホームページの順位を上位にするための基礎知識

「検索エンジン」とは、GoogleやYahoo!などのインターネット上の情報をユーザーが検索しやすくするシステムのことを言います。
そして、検索エンジンの中で、あなたのホームページがどれだけ上の棚に位置しているかが「検索順位」です。

では、検索順位はどうやって決まっているのでしょうか。解説していきます。

検索の上位表示(検索順位)が決まる仕組み

GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、専用のロボットを使ってサイトの内容やその信頼性をチェックします。

このロボットが収集した情報を基に、特定のアルゴリズム(ルール)に従ってサイトの検索結果の順位を決定します。
この順位決定には、サイトの構成・更新の頻度、内容の質や信頼性など、さまざまな要素が関わってきます

この全体のプロセスは、3つの主要な段階で進行します。次から、それぞれの段階を詳しく解説していきます。

クロール

まず「クローラー」というプログラムがWeb上の情報を巡回し、新しいページや変更されたページを見つけ出します

このクローラーがページの内容やリンクを読み取り、情報を収集することを「クローリング」と言います。

インデックス

クローリングで収集された情報は、検索エンジンのデータベースに保存されます。

このデータベースに情報を追加・整理する作業を「インデックス」と言います。
ページの内容やそのページがどれだけ信頼性があるのか、といった情報がここで評価されます。

ランキング

ユーザーが検索エンジンでキーワードを入力すると、インデックスされた情報の中から、
もっとも関連性が高く、価値のある情報を上位に表示するためのランキングが行われます。

このランキングは様々な要因、例えばページの内容・外部からのリンクの数や質など、多くの要因に基づいて順位づけされます。

Googleのガイドライン

日本の検索エンジン市場は、GoogleとYahoo!が主要な2つです。
しかし、Yahoo!は実はGoogleのシステムを利用しているため、Google向けの最適化を行えばYahoo!にも効果が期待できます。

Googleはサイト運営者のために「公式ガイドライン」を公開しており、
これは良質なサイトを作るための手引きとも言えます。

このガイドラインに従ってサイトを整えることで、検索結果での順位アップが見込めます。
ガイドラインの中身は専門的な言葉も多いですが、まずはその存在を知っておくだけでも大切です。

ウェブマスター向けガイドライン

品質評価の基準 E-E-A-T

GoogleはE-E-A-T-Tの基準を重視して、サイトの品質を評価します。
E-A-Tとは
「Expertise(専門性)」
「Experience(経験)」
「Authoritativeness(権威性)」
「Trustworthiness(信頼性)」
の頭文字を取った言葉です。

特に、医療やお金に関する情報を提供するサイトであれば、
その情報の正確さや提供者の専門性が検索順位に大きく関わってきます

上位表示とは何位なのか

「上位表示」とは具体的には何位を指すのでしょうか?

一般的には、検索結果の上位1~5位以内を指すことが多いです。
これは、ユーザーが検索結果の1ページ目の上部に表示されるサイトを最も多くクリックする傾向があるためです。

ホームページを上位表示させる方法には2つある

ホームページを上位表示させる方法は、「SEO対策」と「広告」の利用の2つがあります。
2つの違いを簡単にお話しします。

SEO対策

SEO対策とは、ウェブサイトが検索エンジンの結果ページで上位に表示されるようにするための取り組みのことを指します。
SEO対策をで検索結果の上位表示ができている間は追加のコストをかけずに集客し続けることができます。

表示場所は広告欄の下側です。

「広告」で上位表示させる方法

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、お金を払って特定のキーワードに関連した広告を表示するものです。
出稿した日から上部にサイトを表示させることができるので、即効性があります。
しかし、広告に予算をかけるのをやめるとアクセスが0になることがデメリットです。

SEO対策でホームページを上位表示させる方法

それではホームページを上位表示させるためには、具体的にどのようなアクションを起こすべきなのでしょうか?

本当に効果のあるSEO対策

効果的なSEO対策とは、適切なキーワード選定、高品質なコンテンツの提供、内部リンクの最適化など、多岐にわたるものです。

特に、ユーザーが求めている情報を提供することが、最も基本的な対策と言えます。
具体的なSEO対策は記事の最後に記載します。

ユーザーに価値のあるコンテンツ作成

検索エンジンはユーザーに価値のある情報を提供するサイトを高く評価します。

そのため、自らのサイト上で、ユーザーが本当に求めている情報や役立つ内容を提供することが不可欠です。

オリジナルコンテンツを作成

ネット上には数多くの情報があふれています。
その中で自らのサイトを際立たせるためには、他のサイトにはないオリジナルのコンテンツが必要です。

独自の視点や情報、実体験に基づく記事など、
他では得られない価値を提供することで、訪問者の心をつかむことができます。

ホームページで検索順位を上げたい時にチェックするべきポイント10選

今のホームページは、改善が必要なのか?どこを改善したらいいのか?気になりますよね。
ホームページの検索順位を上げるためのポイントを10つ厳選しました。
Webマーケティング初心者の方でも手軽にチェックポイントなので、ぜひ自分のホームページをチェックしてみてください。

1.タイトルに狙っているキーワードが設定されているか

まずはSEOチェキというツールで、タイトルに狙っているキーワードを含んでいるかを確認しましょう。

【チェック項目】
・タイトルで狙いたいキーワードの位置はできるだけ文頭に置かれているか
・タイトルの文字数は30文字以内になっているか
・各ページでオリジナルのタイトルがついているか

【確認方法】
SEOチェキにて確認したいページのURLを検索窓に入力し、「チェック」を押す
②ページのタイトルとdescriptionが表示されるので主要ページが 左項目が満たせているかチェック

参考例

2.descriptionか

descriptionとは、Googleにページの内容を伝えるための説明文です。
このdescriptionに説明文が入っていない場合、SEO対策で上位表示するのは難しいでしょう。

先ほどと同様、SEOチェキでdescriptionも確認できます。
確認しておきたいポイントは下記の3つです。

【チェック項目】
・description内に文字が入っているか
・descriptionに狙いたいキーワードを含んでいるか
・description内の文字数は80〜120文字程度になっているか

3.https化されているか確認する

https化は、サイトの信頼性を高めるための基本的な対策です。
ユーザーの情報を暗号化し、安全に取り扱うためのものです。Googleもhttps化されたサイトを推奨しています。

サイトの上部のURLが表示されている場所ですぐに確認できます。

参考例

4.サイトの見出しを確認する

META SEO inspectorというGoogleの拡張機能を用いて見出しをチェックしてみましょう。
見出しをわかりやすく設定することで、コンテンツの評価を獲得しやすくなります。

【チェック項目】
・h1タグは1つだけになっているか
・文章構造に合わせて大見出しはh2タグ、中見出しはh3タグになっているか
・見出しに狙いたいキーワードを含んでいるか
・見出しが30文字以内になっているか

【確認方法】
①META SEO inspector というGoogleの拡張機能をインストール
②META SEO inspectorを起動
③【HEADERS】にてページ内のhタグを一覧で確認

参考例

5.リンクの確認

同じ拡張機能を用いて、関連性の高いページへのリンクが設置されているかを確認しましょう。

【チェック項目】
・サイト内同士の関連性の高いページへのリンクが設置されているか
・ページへジャンプする「リンク」に使われるテキストが、リンク先ページのキーワードが含まれているか
・ページへジャンプする「リンク」に使われるテキストは短く分かりやすい文字列になっているか

6.Webサイトの表示速度の確認

ユーザーは待たされることを嫌います。表示速度が遅いサイトは離脱率が高くなり、検索順位にも影響します。
PageSpeed Insightsというツールを使って、ページ速度を確認してみましょう。

【チェック項目】
・ページの表示速度が合格になっているか

【確認方法】
https://pagespeed.web.dev/ にて確認したいページのURLを検索窓に入力し、「分析」を押す
②主要ページが『合格』か『不合格』かチェック

7.画像のaltが設定されているか

alt属性とは、画像の代わりとして表示されるテキスト情報のことです。 
クローラーは、どのような画像が貼られているのかを把握することができません。
そのため、設置している画像が何の画像であるのかをおしえてあげる必要があります。

alt属性はAlt&Meta viewerというGoogleの拡張機能を用いてチェックします。

【チェック項目】
・画像のaltに画像を端的に表すテキストが入っているか
・画像がリンクとなっている場合、altはリンク先の内容を記述しているか
・装飾目的の画像のaltの場合は空欄でもOK

【確認方法】
①確認したいページでAlt&Meta viewerを起動
②ページ内の画像のAlt属性を確認

参考例

8.インデックスされているか

Googleサーチコンソールで表示させたいページがインデックスされているか確認しましょう。
※インデックス
ページが検索エンジンに認識され検索結果に表示されるようになること

【チェック項目】
・検出された構造化データにチェックが入っているか

【確認方法】
Googleサーチコンソールの左メニュー内【ページ】でインデックスされていないページを確認する
②インデックスされていないページがどれだけあるのかチェック
③インデックスされていなければ、理由をチェックする

リンク切れページ

9.上位表示ができないキーワードでないか

月間の検索ボリュームが大きいキーワードや、
競合が大手企業の場合上位表示が難しくなることがあります。

そのため、自らのホームページの内容に合った適切なキーワードを選定できているのか確認しましょう。

【チェック項目】
・メインキーワード(ユーザーに検索してもらって、アクセスして欲しいキーワード)の検索ボリューム
・現在上位表示しているサイトの知名度や認知度

【確認方法】
Googleキーワードプランナーを開いてログイン
②「ツール」から「キーワードプランナー」をクリック
③確認したいキーワードを入力し「開始する」をチェック

参考例

10.更新頻度をチェックする

完成してから、一度も更新していないホームページは危険です。
最低でも月に1本新しいブログ(コンテンツ)・お客様の声や事例を投稿しているかチェックしましょう。

参考例

Google検索の順位が上がらない「よくある失敗」

上位表示を目指す過程で、実は順位を下げてしまうような行為をしている場合があるのです。
ここでは、初心者の方が特に注意すべき順位を下げる可能性のある行為について解説します。

ホームページのテーマを絞る

ホームページでは多くの商品やサービスを紹介したくなる気持ちもわかります。
しかし、SEO対策の基本は「1ページ1キーワード」です。
幅広く浅く取り扱うのは効果が薄れることがあります。

例えばホームページのキーワードを「地域名+店舗名」として、
1つのテーマに絞って質の良い情報を増やせば、検索エンジンの評価も上がり上位表示が期待できます。

外部リンクを貼りすぎている

リンクは、ホームページの信頼性や権威性を示す要素として検索エンジンに評価されます。

しかし、外部サイトへのリンクを過度に多く設定すると、そのページが「情報提供」ではなく「リンク集」として認識される可能性があります。
また質の低いサイトや関係のないサイトへのリンクは、ページの評価を下げる要因となることも。
適切な数の、そして質の高いリンクを心がけることが重要です。

コンテンツのペルソナが決まっていない

ウェブサイトやブログの内容を作成する際、ターゲットとなる「ペルソナ」
つまり具体的な対象者像を明確にしていないと、内容がふわっとしてしまい効果的な情報伝達が難しくなります。

ペルソナを明確に設定することで、その人たちに響くコンテンツ作りが可能となります。

質よりも量を優先している

多くのコンテンツを投稿することは大切ですが、それ以上に「質」が重要です。
質の低いコンテンツを大量にアップしても、ユーザーにとっての価値は低く、Googleもそれを高く評価することはありません

一つ一つのコンテンツに時間をかけ、ユーザーにとって有益な情報を提供することが求められます。

一度公開したページを放置している

ウェブページを公開した後も、定期的な更新が必要です。
情報が古くなってしまったり、リンク切れが発生したりするとユーザーエクスペリエンスが低下します。

また、Googleも新鮮な情報を好むため、定期的な更新はSEO対策としても非常に効果的です。

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