意味深なキャッチコピー

突然ですが、こちらをご覧ください。

「新聞広告 AICO」の画像検索結果

これは2016年にフジサンケイビジネスアイ新聞に
掲載された新聞広告なのですが、
誰が書いたかわかりますか?

僕には良さがわかりませんが笑、
これをAIが書いたと聞くちょっとびっくりしませんか?

もうすでに様々なところでAIと共存していて、
ビジネスでも実用的に使われるようになっているわけです。

そんな日々進化を遂げるAIが、
広告業界にも導入がされています。

AIってなに?

AI(エーアイ)とは、
Artificial Intelligence
(アーティフィシャル インテリジェンス)

Artificial = 人工の
Intelligence =  知能、知識

の頭文字をとったものです。

身近なものですと
「siri」や「ペッパー」が挙げられます。

ちなみにペッパーって最近あまり聞かなくなりましたが、
結構すごくて・・

例えば10000台のペッパーのうち、1台のペッパーが箸の使い方を覚えたとします。
その箸の使い方のプログラムを残り9999台のペッパーに転送すると瞬時に箸が使えるようになるそうです。

ロボットは休憩もいらないですし、サボらないし、休まないので、
人手不足に悩む企業の救世主になりえるかもしれませんよね。

このようにAIとは
人間と同じような知能を人工的にコンピュータで実現しようとする技術を指します。

広告業界のAI

そんなAIが広告業界でも活用されています。

電通が、「AICO」と呼ばれるAIによる広告コピー生成システムを開発しています。
AIコピーライターのAICOです。

そのAICOが2016年に書いた新聞広告が、
「新聞広告のセクシーが待っている」です。

クオリティはさておき、僕は危機感を感じました。

広告をリリースして反応見て書き換えるって改善していくというPDCAを
人間が回すよりもAIの方が圧倒的に早く回せるはずだからです。

現段階でクオリティが低くても、
いずれは感情にささるコピーもかけるようになるでしょう。

AICOができること

googleやスマホのアプリで、
過去の検索に関連した広告が出てきた経験ってありますよね。

あれは、もしあなたがダイエットに興味があってダイエット関連の検索をしているとします。
そうするとGoogleはあなたがダイエットに興味のあるユーザーと認識するので
例えば楽して痩せる系商品やジムの紹介など、ダイエット関連の広告が出るのです。

広告を出す側からするとこれだけでも素晴らしい機能ですが、
さらにこんなことができたらどうでしょうか?

・朝の通勤時間帯には、オフィスで使える座るだけでダイエット効果があるクッションの広告。
・仕事が終わる時間帯には、空腹を抑えるサプリメントの広告。
・休日には、ジムの広告。

ユーザの生活パターンや、季節や時間帯に合わせられたら、より効果的に反応が得られますよね。

AICOに任せておけばそれを勝手にやってくれるみたいです。

AIとな上手な付き合い方

スマホが普及して生活が変わったように、
AIの普及で予想もしていない変化が今後あるかもしれません。

どんな未来が待っているのか楽しみな反面、
「AIに仕事取られるんじゃないの?」と不安になっている方も多いと思います。

ですが、AIにもできないことがあります。

僕らの業界で例えると、
ウェブ解析はAIに仕事を取られています。

例えばGoogleアナリティクスからデータを引っ張ってきて
CV率が業界平均を下回っていますのでFVにお問い合わせの導線をつけてください。

のような提案はすでAIができます。

ただこのようにすでにあるデータを見て分析することは人間よりもAIの方が長けているかもしれませんが、
データに無いものは判断ができません。

なので例えば競合他社がこんなキャンペーンを始めたとか、新商品を出したとか
リニューアルしてこんなところが改善されているとか、AIにはわからないところもたくさんあります。

AIをうまく付き合うことで、
数字を見ることから開放されてより具体的な施策を考えることに時間を使えるようになります。

時代が変わっても変わらないもの

コロナ問題でリモートワークが根付いてきたり
ウェブ会議が主流になったりと周りの環境や状況は変わっていきます。

でもこの変化のなかで唯一変わらないのが、
人間の心理です。

人間は感情の生き物で、感情で物を買います。
オンライン・オフラインに関わらずです。

つまりお客様の感情を理解することなくして、
集客やマーケティングは成り立たないはずです。

なのでAIの存在に関わらず、
顧客を理解することは忘れずにと、自分にいい聞かせたいです。

PS

弊社でも顧客理解には力をいれています。
九郎丸がクライアントの顧客を理解するために行った方法が
リアルに書かれているこちらの記事も是非よんでみてください!

Web会社がクライアントの顧客理解を深める為に必要な事とは