リスティング広告運用時のレポート用語がまるわり!

 リスティング広告をこれから運用しようと思っていたり、してもらっている際、レポートで使用される用語やシュミレーションで表示される用語について、わからなかったりするかと思います。今回は、レポート内の用語や数字が関係する略語が理解できないというときでも理解できる様になるための解説をさせて頂きます。

 

広告運用のレポート用語について解説

インプレッションとは

 インプレッションとは広告が表示されることなので、インプレッション数というと広告が表示された回数のこと示します。インプと言ったり、impressionの頭文字を取って、impやIMPと表記したりします。Meta広告(旧:Facebook広告)のレポートによく出てきます。

インプレッションシェアとは

 リスティング広告において、広告表示が可能だった総数の中で、自分達の広告がどれだけ表示されたかの割合のことを示します。

インプレッション損失率とは

 インプレッションシェアとセットになる数値で、シェアが取れていない部分の割合になります。ランク・予算の2つに分かれているので、どちらが影響していたのか、確認することができます。

詳しくは、こちらhttps://ecco.co.jp/blog/blog-3767/

キーワードマッチタイプとは

 登録しているキーワードを完全一致、フレーズ一致、部分一致の3つのタイプに分けて登録することができます。

それぞれ、どういう範囲で検索語句に対して、広告が表示できるのか設定する際に使用します。

詳しくは、こちらhttps://ecco.co.jp/blog/similar_pattern/

クリック広告とは

 クリック報酬型広告のことです。クリックされるたびに課金されるしくみの広告で、リスティング広告はこちらに該当するので、表示されるだけでは、支払いは発生しません。

クエリとは

 検索クエリとも言われることがありますが、ユーザーが検索した際の語句である、検索語句のことを示します。リスティング広告では、意図しないクエリからの広告のクリックが発生することがあるので、除外しながら配信をしていきます。

キーワードとは

 広告を出すときに設定をする登録キーワードのことを指します。リスティング広告では、このキーワード選定が重要になってきます。

広告アカウント、キャンペーン、広告グループとは

 広告配信の際に設定する階層のことです。広告アカウント、キャンペーン、広告グループの順に設定を行い、最後に、広告文の設定していきます。広告アカウントは基本的に1つですが、キャンペーンの枠でエリアや配信時間、予算などの配信の設定を行い、広告グループごとにキーワードや広告文の設定をそれぞれ目的に応じて行います。

コンバージョンとは

 広告をクリックした後、商品購入やお問い合わせなど、成果になる部分のことを指します。広告運用の場合、Googleタグマネージャーを活用して、計測できる様にしています。

リーチ数とは

 広告が届いたユーザー数のことを言うので、広告が表示された人数を表します。

フリークエンシーとは

 インプレッション数÷リーチ数で表し、平均表示回数のことをフリークエンシーと表現します。

広告運用のレポート略語(略称)について解説

KW(キーワード)

Keywordの頭文字を取って、KWと表記します。

CPA(シーピーエー)

 Cost Per Action の頭文字を取って、CPAと言います。アクションまでにかかったコスト(費用)のことを示すので、獲得単価やコンバージョン単価を表しています。

算出方法:コスト÷コンバージョン数

CPC(シーピーシー)

 Click Per Costの頭文字を取って、CPCと言います。1クリックあたりにかかったコスト(費用)のことを示すので、平均クリック単価を表しています。

算出方法:コスト÷クリック数

CV(コンバージョン)

前述のConversionの略語として、CVと表記し、獲得数を表しています。

CVR(シーブイアール)

 Conversion Rateの頭文字を取って、CVRと言います。クリックされた結果、どれくらいのコンバージョンがあったか、その割合を示すので、コンバージョン率(獲得率)を表しています。

算出方法:コンバージョン数÷クリック数×100(%)

PPC(ピーピーシー)

 Pay Per Clickの頭文字を取って、PPCと言います。前述のクリックされるごとに課金されるしくみの広告(クリック報酬型広告)のことを指します。

ROAS(ロアス)

 Return On Advertising Spendの頭文字を取って、ROASと言います。どれくらいの広告費で売り上げが上がったのか、広告費用対効果のことを示します。

算出方法:売上÷広告費用×100(%)

ROI(アールオーアイ、もしくは、ロイ)

Return On Investmentの頭文字を取って、ROIと言います。どれくらいの広告費用でで利益があったか、広告費用に対する投資の利益率を示します。

算出方法:(平均利益単価-広告単価)×CV数÷広告費用×100(%)

まとめ

 いかがでしょうか?カタカナや英語の略語なので、初めて聞いたり見たりしたときには、抵抗感があるかと思いますが、これらを知っておくと、シュミレーションのイメージがついたり、広告運用する際の意思疎通も図れたりするので、理解しておくとスムーズに会話ができる様になると思います!