「広告の予算を一時的におさえたい」「繁忙期が終わったから配信を止めたい」といったお悩みをおもちではありませんか。

Google広告を運用していると、さまざまな理由で広告の停止を検討するタイミングがおとずれます。

しかし、停止の方法をまちがえると、せっかく蓄積したデータが消えてしまうリスクがあります。

とくに「一時停止」と「アカウントの完全停止」のちがいを理解せずに操作すると、再開時におもわぬトラブルにつながりかねません。

この記事では、Google広告の停止方法について、キャンペーン単位の一時停止からアカウント全体の停止まで、具体的な手順をわかりやすく解説します。

停止による影響やリスク、そして再開時のポイントまで網羅していますので、広告運用の判断材料としてお役立てください。

最後まで読んでいただければ、あなたの状況にあった最適な停止方法がわかります。

Google広告を停止する理由と判断基準

 
Google広告の停止を検討するまえに、まずは「なぜ停止するのか」という理由を明確にすることが大切です。

停止の理由によって、とるべき方法が大きくことなります。

一時的な停止で済むのか、それとも完全停止が必要なのかを見極めることで、無駄なリスクを避けられるでしょう。

ここでは、停止を検討すべきケースと判断基準について詳しく説明します。

停止の種類 適したケース 主な特徴
一時停止 季節商品の配信調整、予算の一時的な削減 データが保持され、いつでも再開可能
完全停止 長期間の広告中止、事業撤退 リマーケティングリストが削除される
部分停止 特定キャンペーンのみ見直したい 他の広告は継続して配信できる

一時停止すべきケース

一時停止は、短期間だけ広告を止めたいときに最適な方法です。

たとえば、ウールコートを販売しているショップであれば、夏場は広告を一時停止し、秋になったら再開するといった使い方ができます。

季節性のある商品やサービスを扱っている場合、オフシーズンに広告費をかけつづけるのは効率的ではありません。

一時停止を活用することで、必要なときだけ広告を配信できます。

  • 季節商品の販売期間が終了したとき
  • 年末年始やゴールデンウィークなど、対応がむずかしい期間
  • 予算の消化ペースを一時的にコントロールしたいとき
  • 広告のクリエイティブやランディングページを大幅に変更するとき
  • 在庫切れで商品の販売を一時的に止めているとき

一時停止の大きなメリットは、広告の設定やデータがそのまま保持される点にあります。

再開時に広告を作りなおす必要がなく、あらためて審査を受ける手間もかかりません。

短期間の停止であれば、迷わず一時停止を選択しましょう。

完全停止を検討すべき状況

アカウント全体の完全停止は、今後しばらくGoogle広告を使う予定がない場合に検討する方法です。

一時停止とちがい、完全停止にはいくつかの重要な影響があります。

とくに、リマーケティングリストに蓄積されたユーザー情報が削除される点は、見落としがちなリスクです。

完全停止を検討すべき具体的な状況は以下のとおりです。

  • 事業の方向転換により、Web広告自体を中止する場合
  • 別の広告プラットフォームに完全に移行する場合
  • 長期間(半年以上)広告を配信する予定がない場合
  • 広告アカウントに前払い残高があり、払い戻しを希望する場合
  • 会社の合併や事業譲渡にともない、アカウントを整理する場合

完全停止を選ぶまえに、本当に一時停止では対応できないのかをよく検討してください。

Google公式ヘルプでも、残高がない場合はアカウント停止ではなくキャンペーンの一時停止が推奨されています。

判断にまよった場合は、まず一時停止で様子を見るのが無難といえるでしょう。

停止前に確認すべきポイント

停止の操作をおこなうまえに、いくつかの重要なポイントを確認しておく必要があります。

事前の確認を怠ると、停止後に想定外のトラブルが発生するおそれがあります。

以下のチェックリストを参考に、停止まえの準備をすすめてください。

確認項目 確認内容 重要度
管理者権限 停止操作に必要な権限をもっているか 必須
未払い費用 請求が発生していないか 必須
自動化ルール 停止をさまたげるルールが設定されていないか
データのバックアップ 必要なレポートを保存したか
関係者への連絡 クライアントや社内への報告は完了したか

まず、アカウントの管理者権限を確認しましょう。

管理者権限がないユーザーは、アカウントの停止操作をおこなえません。

権限が不足している場合は、アカウント所有者または管理者権限をもつユーザーに依頼してください。

つぎに、未払いの広告費がないかを確認します。

停止後も、それまでに発生した費用は31日以内に請求されます。

支払いを怠ると、アカウントの再作成ができなくなるペナルティを受けるおそれがあります。

広告を一時停止する方法


Google広告の一時停止は、配信を一時的にとめる基本的な操作です。

一時停止には、キャンペーン単位、広告グループ単位、個別広告単位という3つのレベルがあります。

どのレベルで停止するかによって、影響範囲がことなります。

ここでは、それぞれの停止方法を具体的な手順とともに解説します。

停止レベル 影響範囲 適した場面
キャンペーン単位 キャンペーン内の全広告 特定の施策全体を止めたいとき
広告グループ単位 グループ内の全広告 一部のターゲット層への配信を止めたいとき
個別広告単位 選択した広告のみ 特定のクリエイティブだけ止めたいとき

キャンペーン単位での一時停止手順

キャンペーン単位の停止は、特定の広告施策全体をまとめて止めたいときに便利です。

たとえば、夏物セールのキャンペーンを季節終了とともに停止するといった使い方ができます。

キャンペーンを一時停止すると、そのキャンペーンにふくまれる全ての広告グループと広告が配信停止になります。

  • Google広告の管理画面にログインする
  • 左側メニューの「キャンペーン」アイコン(メガホンマーク)をクリックする
  • 「キャンペーン」を選択し、一覧を表示する
  • 停止したいキャンペーンの左側にある緑色の丸をクリックする
  • 表示されたメニューから「一時停止」を選択する

複数のキャンペーンをまとめて停止することも可能です。

その場合は、停止したいキャンペーンのチェックボックスを複数選択してから、上部の「編集」メニューから「一時停止」を選びましょう。

一時停止中はステータスがグレーの一時停止アイコンに変わりますので、状態を視覚的に確認できます。

広告グループ単位での停止方法

広告グループ単位での停止は、キャンペーン内の一部だけを止めたいときに有効です。

たとえば、同じキャンペーン内で「若年層向け」と「シニア向け」の広告グループがある場合、片方だけを停止できます。

この方法を使えば、キャンペーン全体は稼働させながら、特定のターゲット層への配信だけを調整できます。

操作手順 操作内容
手順1 管理画面にログインし、「キャンペーン」アイコンをクリック
手順2 「広告グループ」を選択
手順3 停止したい広告グループの緑色アイコンをクリック
手順4 「一時停止」を選択

広告グループを停止しても、同じキャンペーン内の他の広告グループは影響を受けません

これにより、効果の出ている広告グループは配信をつづけながら、成果が低いグループだけを停止する運用が可能になります。

なお、キャンペーン自体が一時停止されている場合、広告グループを有効にしても広告は配信されません。

キャンペーンと広告グループの両方のステータスを確認することが大切です。

個別広告の一時停止

個別広告の一時停止は、特定のクリエイティブだけを止めたいときに使用します。

たとえば、A/Bテストで成果が低かった広告だけを停止し、効果の高い広告はつづけるといった運用ができます。

また、キャンペーン期間が終了したセール訴求の広告だけを止めたい場合にも便利です。

  • 管理画面の「キャンペーン」アイコンから「広告」を選択する
  • 停止したい広告の左側にある緑色の丸をクリックする
  • メニューから「一時停止」を選択する
  • 複数の広告を停止する場合は、チェックボックスで複数選択してから「編集」メニューを使う

個別広告を一時停止した場合、その広告のデータは保持されます。

再開時に作りなおす必要がなく、あらためて審査を受ける必要もありません。

一時停止した広告は、いつでも「有効」に戻すことで再開できます。

Google公式ヘルプでも、一時停止中の広告は料金が発生しないと明記されていますので、安心して停止できます。

特定期間のスケジュール停止設定

特定の期間だけ広告を停止したい場合は、自動化ルールを活用すると便利です。

手動で停止と再開をおこなう手間がなくなり、設定したスケジュールどおりに自動で操作が実行されます。

たとえば、毎週末だけ広告を停止したい、月末の3日間だけ配信を止めたいといったケースで活用できます。

設定項目 設定内容 備考
ルールの種類 キャンペーン/広告グループ/広告の一時停止 停止対象を選択
適用対象 特定のキャンペーンまたは全キャンペーン 範囲を指定
実行タイミング 日時を指定 開始日時を設定
頻度 1回のみ/毎日/毎週 定期実行も可能

自動化ルールの設定は、管理画面の「ツールと設定」から**「ルール」を選択**しておこないます。

「新しいルールを作成」をクリックし、停止したい対象と実行日時を指定するだけで設定が完了します。

再開のルールも同様に設定しておけば、停止から再開までを完全に自動化できます。

ただし、自動化ルールが有効になっていると、手動で停止しようとしてもルールが優先される場合があります。

意図しない動作をふせぐため、既存の自動化ルールを確認してから新しいルールを設定してください。

Google広告アカウントの完全停止


アカウント全体を停止する「完全停止」は、一時停止とはことなる重要な操作です。

この操作をおこなうと、全ての広告配信が24時間以内に停止されます。

前払い残高の払い戻しが必要な場合や、長期間広告を使う予定がない場合に選択する方法です。

ただし、完全停止にはいくつかのリスクがありますので、慎重に判断してください。

項目 一時停止 完全停止
広告データ 保持される 保持される
リマーケティングリスト 保持される 約1か月後に削除
前払い残高 払い戻しなし 4〜12週間で払い戻し
再開の可否 いつでも可能 長期間経過すると不可の場合あり

アカウント全体を停止する手順

アカウントの完全停止は、管理者権限をもつユーザーのみが実行できます。

停止の操作自体はシンプルですが、前述のとおりさまざまな影響がありますので、事前の確認を怠らないようにしましょう。

以下の手順にしたがって、アカウントの停止をおこなってください。

  • Google広告アカウントにログインする
  • 左側メニューの「管理者」アイコン(歯車マーク)をクリックする
  • 「アカウント設定」を選択する
  • 「アカウントのステータス」の横にある矢印をクリックして展開する
  • 「利用停止」を選択する
  • 確認のポップアップが表示されたら「アカウントの利用を停止する」をクリックする

停止が完了すると、アカウントのステータスに**「広告は掲載されていません」**というメッセージが表示されます。

なお、クライアントセンター(MCC)アカウントから子アカウントを停止する場合は、MCCの管理者権限にくわえて、対象アカウントのオーナー権限も必要です。

停止のオプションが表示されない場合は、権限設定を確認してください。

停止前のデータバックアップ

アカウントを停止するまえに、必要なデータのバックアップをとっておくことを強くおすすめします。

停止後もアカウントにはアクセスできますが、長期間が経過するとアクセス自体ができなくなる場合があります。

以下のデータは、停止まえに保存しておくとよいでしょう。

バックアップ対象 保存方法 重要度
キャンペーン設定 Googleエディタでエクスポート
パフォーマンスレポート 管理画面からCSVダウンロード
コンバージョン設定 設定画面をスクリーンショット
オーディエンスリスト リスト一覧をスクリーンショット
広告クリエイティブ テキストと画像を別途保存

とくに、パフォーマンスレポートは過去のデータ分析や今後の広告戦略に活用できます。

期間を指定してレポートを作成し、CSV形式でダウンロードしておきましょう。

また、Googleエディタを使えば、キャンペーンや広告グループの設定をまとめてエクスポートできます。

将来的に広告を再開する可能性がある場合は、設定をバックアップしておくと再構築がスムーズです。

請求処理の確認事項

アカウントを停止する場合、請求に関する処理を正しく理解しておく必要があります。

停止しても、それまでに発生した広告費用の支払い義務はなくなりません。

未払いがある状態で放置すると、ペナルティを受けるおそれがあります。

  • 広告掲載は停止後24時間以内に止まるが、その間の費用は発生する
  • 未払いの費用は停止後31日以内に自動請求される
  • 前払いの残高がある場合は4〜12週間以内に払い戻しされる
  • クーポンやプロモーションコードによる特典は払い戻し対象外
  • 銀行振込の場合は払い戻しにフォームの記入が必要なケースがある

とくに注意したいのは、クーポン等の特典が払い戻されない点です。

未使用のクーポンがある場合、停止まえに使い切るか、停止のタイミングを見直すことを検討してください。

また、支払いを怠るとアカウントの再作成ができなくなるペナルティが課される可能性があります。

停止まえに管理画面で請求状況を確認し、未払いがないことを確認してから操作をおこないましょう。

停止後のアカウント状態

アカウントを停止した後の状態について、正しく理解しておくことが重要です。

停止後もアカウント自体は削除されず、ログインしてデータを閲覧することができます。

ただし、いくつかの変化がありますので、注意が必要です。

タイミング 変化の内容
停止直後 広告配信が24時間以内に停止
約24時間後 リマーケティングリストが「クローズ」状態になる
約1か月後 リマーケティングリストの有効期間が1日に更新され、全ユーザーが削除される
4〜12週間後 前払い残高があれば払い戻しが完了
長期間経過後 アカウントにアクセスできなくなる場合がある

リマーケティングリストの削除は、完全停止における最大のデメリットといえます。

過去にサイトを訪問したユーザーの情報がすべて消えてしまうため、再開時に同じリストを使うことができません。

リマーケティングを今後も活用したい場合は、完全停止ではなくキャンペーンの一時停止を選ぶべきです。

なお、停止から長期間が経過すると、アカウント自体にアクセスできなくなることがあります。

Google公式では具体的な期間は明示されていませんが、再開の可能性がある場合は早めの対応をおすすめします。

停止時の注意点とリスク


Google広告を停止する際には、いくつかの注意点とリスクを把握しておく必要があります。

「とりあえず止めておこう」という軽い気持ちで操作すると、再開時に想定外の問題が発生する場合があります。

ここでは、停止にともなう影響について詳しく解説します。

とくに自動入札を活用している場合は、停止による影響が大きくなりやすいので注意してください。

  • 品質スコアへの直接的な影響は限定的だが、データ更新が止まる
  • 履歴データの保持期間には制限がある
  • 停止中はコンバージョンを獲得する機会を逃す
  • 自動入札の学習データがリセットされる可能性がある

品質スコアへの影響

Google広告の品質スコアは、広告の品質を1〜10で評価する診断指標です。

結論からいうと、キャンペーンを一時停止しても品質スコアに直接的な影響はありません

これはGoogle広告の公式情報でも示されており、停止によってスコアが下がることはないとされています。

項目 影響の有無 備考
一時停止による品質スコア低下 直接影響なし データが更新されなくなるのみ
アカウント構成の変更 影響なし 広告文やLPを変えなければスコアは維持
長期間の停止 間接的に影響の可能性 競合との相対評価が変動する場合がある

ただし、品質スコアは過去90日間の他広告主との比較にもとづいて算出されます。

停止中にデータが更新されないまま、競合が改善を進めると、相対的な評価が下がる可能性はあります。

また、停止期間が長くなると、インプレッション実績が不足して品質スコアが「—」と表示されることもあります。

短期間の停止であれば心配は不要ですが、長期間停止する場合は再開後に改善が必要になるかもしれません。

履歴データの保持期間

Google広告を停止しても、これまでのデータがすぐに消えるわけではありません。

停止後もアカウントにログインすれば、過去のパフォーマンスデータを閲覧できます。

しかし、データの保持には期間的な制限があることを理解しておきましょう。

  • 停止後もアカウントへのアクセスは可能
  • 過去のレポートデータは一定期間保持される
  • 長期間の停止後はアカウント自体にアクセスできなくなる場合がある
  • 15か月間費用が発生しないと自動的にアカウントが停止される
  • リマーケティングリストは完全停止後に削除される

とくに注意したいのは、15か月間費用が発生しないアカウントは自動停止される点です。

これは手動で停止操作をおこなっていなくても適用されるルールです。

自動停止されたアカウントを再開する場合は、管理画面から「再アクティブ化」の操作が必要になります。

将来的なデータ活用を考えると、停止まえに重要なレポートはCSVでダウンロードしておくことをおすすめします。

停止による機会損失の考慮

広告を停止すると、当然ながらその期間のコンバージョンは獲得できません

これは「機会損失」として、停止の判断をするまえに考慮すべき重要なポイントです。

「広告費を節約できる」というメリットと「売上や問い合わせを逃す」というデメリットを、天秤にかけて判断してください。

検討項目 考慮すべきポイント
停止期間の売上予測 広告経由でどれくらいの売上があったか
競合の動向 自社が止めている間に競合がシェアを拡大しないか
ブランド認知 広告を止めることで認知度が低下しないか
再開後の立ち上がり 停止期間が長いほど再開時に時間がかかる

たとえば、月間100件のコンバージョンを獲得していた広告を1か月停止すると、単純計算で100件の機会損失が発生します。

コンバージョン単価が1万円であれば、100万円分の売上機会を逃すことになります。

もちろん、広告費も節約できますが、利益率を考慮したうえで判断することが大切です。

機会損失を最小限におさえたい場合は、完全停止ではなく予算削減や配信時間の調整を検討してください。

株式会社エッコでは、停止の判断に迷うお客様への運用アドバイスもおこなっています。

自動入札戦略への影響

自動入札を活用している場合、停止による影響がとくに大きくなります

Google広告の自動入札は、過去のデータを参照して最適な入札単価を自動で調整する仕組みです。

停止期間が長くなると、この学習データに影響がでる可能性があります。

  • 一定期間停止していたキャンペーンを再稼働すると「学習中」ステータスに戻る
  • 学習期間中は主要指標が不安定になりやすい
  • 過去の学習データがリセットされることがある
  • 学習期間は通常、数日から数週間かかる
  • 再開後しばらくはパフォーマンスが低下するケースが多い

Google公式の情報によると、入札戦略に変更をくわえると「学習中」ステータスになります。

一定期間停止していたキャンペーンの再稼働も、学習が必要な変更としてあつかわれることがあります。

学習期間中は入札単価の最適化がおこなわれている途中なので、CPAやROASが普段とことなる値になりやすいです。

自動入札の精度を維持したい場合は、停止ではなく予算を最小限にして配信を継続する方法も検討してください。

これにより、学習データを保持しながら広告費をおさえることができます。

停止した広告を再開する方法


停止していた広告を再開する操作は、停止と同様にシンプルです。

しかし、再開後すぐに停止前と同じパフォーマンスが出るとはかぎりません。

ここでは、再開の具体的な手順と、再開時に注意すべきポイントを解説します。

効果的な再開のタイミングについても触れますので、参考にしてください。

再開の種類 操作方法 注意点
キャンペーンの再開 ステータスを「有効」に変更 広告グループも有効か確認
アカウントの再開 「再アクティブ化」をクリック 長期間経過していると再開不可の場合あり
自動化ルールでの再開 事前に設定したルールで自動実行 ルールの設定内容を確認

一時停止からの再開手順

一時停止からの再開は、ステータスを「有効」に戻すだけで完了します。

停止時と逆の操作をおこなえばよいので、特別な手続きは必要ありません。

以下の手順にしたがって、再開の操作をおこなってください。

  • Google広告の管理画面にログインする
  • 再開したいキャンペーン、広告グループ、または広告を選択する
  • ステータスの「一時停止」アイコン(グレーの一時停止マーク)をクリックする
  • メニューから「有効」を選択する
  • ステータスが緑色の丸に変わったことを確認する

アカウント全体を停止していた場合は、「管理者」から「アカウント設定」に進み、**「アカウントを再アクティブ化」**をクリックします。

アカウントのステータスが「有効」に変わったことを確認できれば、再開は完了です。

ただし、一時停止中のキャンペーンにふくまれる広告グループやキーワードも一時停止されている場合があります。

キャンペーンを再開しても、下層の要素が停止したままだと広告は配信されません。

再開後は、広告グループやキーワードのステータスもあわせて確認してください。

再開時のパフォーマンス変化

広告を再開しても、すぐに停止前と同じパフォーマンスに戻るとはかぎりません

とくに長期間停止していた場合や、自動入札を使用している場合は、パフォーマンスの変動が大きくなりやすいです。

再開後に見られる典型的な変化について理解しておきましょう。

期間 予想される変化 対処法
再開直後〜数日 インプレッション、クリックが不安定 様子を見る
1週間程度 自動入札の学習が進行中、CPAが変動 大きな設定変更を避ける
2〜3週間後 徐々に安定、停止前の水準に近づく 必要に応じて最適化

Google広告コミュニティでは、再開後1週間程度は運用成績が不安定になるという報告が多くあります。

これは、自動入札の学習がリセットされたり、オークション環境が変化したりすることが原因です。

再開直後に「パフォーマンスが悪い」と感じても、すぐに大きな変更をくわえるのは避けてください

学習期間中に設定を頻繁に変えると、かえって最適化が遅れてしまいます。

最低でも1〜2週間は様子を見てから、必要な調整をおこなうことをおすすめします。

再開前の確認チェックリスト

広告を再開するまえに、いくつかの項目を確認しておくと、スムーズに運用を開始できます。

停止期間中に状況が変化している可能性があるため、再開まえの確認は重要です。

以下のチェックリストを参考に、再開の準備をすすめてください。

  • ランディングページが正常に表示されるか確認する
  • 商品やサービスの価格、在庫状況が広告内容と一致しているか確認する
  • コンバージョンタグが正しく動作しているか確認する
  • 予算設定が適切か確認する
  • 競合の状況に変化がないか確認する
  • 広告文の内容が現在のキャンペーンに適しているか確認する

とくに重要なのは、ランディングページとコンバージョンタグの確認です。

停止期間中にサイトの更新がおこなわれていると、リンク切れやタグの不具合が発生している場合があります。

再開前にテストコンバージョンを発生させて、計測が正常におこなわれていることを確認しましょう。

また、競合の動向を調べ、入札単価や広告文の見直しが必要かどうかを判断してください。

効果的な再開タイミング

広告を再開するタイミングによって、その後のパフォーマンスが大きく変わることがあります。

せっかく再開するなら、効果を最大化できるタイミングを選びたいものです。

以下のポイントを参考に、再開のタイミングを検討してください。

タイミング 適している理由
需要が高まる季節の少しまえ 学習期間を経てピーク時に最適化される
週明けの月曜日 平日のほうがコンバージョンが多い業種に有効
月初め 予算を使い切る前に十分なデータが集まる
キャンペーン開始の1〜2週間まえ セールやイベントに向けて学習を完了できる

たとえば、年末商戦に向けて広告を再開する場合は、11月初旬など少し余裕をもったタイミングがおすすめです。

再開直後は学習期間でパフォーマンスが不安定になるため、繁忙期のまえに学習を終わらせておくことが重要です。

また、週末よりも平日のほうがコンバージョンが多いBtoB業種では、月曜日の再開が効果的なケースがあります。

逆に、BtoC業種で週末の購入が多い場合は、金曜日に再開して週末に向けて配信を強化する方法もあります。

自社の商品やサービスの特性にあわせて、最適な再開タイミングを選んでください。

停止の代替案と調整方法


広告を完全に停止するまえに、
他の選択肢を検討することをおすすめします。

停止にはさまざまなリスクがともなうため、できれば配信を継続しながら調整する方法が理想的です。

ここでは、停止の代替案として活用できる調整方法を紹介します。

予算やターゲティングを調整することで、広告費をおさえながら効果を維持できる可能性があります。

代替案 メリット デメリット
予算削減 学習データを維持できる 配信量が減りCVも減少
配信時間調整 効率の良い時間に集中できる 機会損失の可能性
ターゲティング絞り込み 高CVR層に集中できる リーチが減少する
部分停止 効果の高い部分は継続できる 全体最適が難しくなる場合あり

予算削減による運用継続

予算を大幅に削減して配信を継続する方法は、停止のリスクを避けながら広告費をおさえる有効な手段です。

たとえば、日予算を通常の10分の1に設定するだけでも、広告費は大幅に削減できます。

この方法のメリットは、自動入札の学習データを維持できる点にあります。

  • 日予算を最小限(たとえば数百円程度)に設定する
  • 配信は継続されるため、学習データが保持される
  • 再開時に予算を元に戻すだけで、すぐにパフォーマンスが安定しやすい
  • 最小限の費用でブランド露出を維持できる
  • 競合の動向やオークション環境の変化を把握できる

完全に停止すると、再開時に学習期間が発生してパフォーマンスが不安定になります。

しかし、予算を削減して配信を継続しておけば、学習データは維持されます。

予算を元に戻したときに、比較的スムーズにパフォーマンスが回復することが期待できます。

「費用をゼロにしたい」という場合をのぞき、まずは予算削減を検討してみてください。

配信時間帯の調整

広告の配信時間帯を調整することで、効率の良い時間だけに配信を集中させることができます。

過去のデータを分析して、コンバージョンが多い時間帯に予算を集中させましょう。

この方法なら、全体の予算を減らしながらも成果を維持できる可能性があります。

時間帯 BtoB業種の傾向 BtoC業種の傾向
早朝(5〜8時) 低い 低い〜中程度
日中(9〜17時) 高い 中程度
夕方(18〜21時) 低い〜中程度 高い
深夜(22〜4時) 低い 中程度

配信時間の調整は、管理画面の「広告スケジュール」から設定できます。

たとえば、BtoB向けのサービスであれば、平日の日中に配信を集中させるのが効果的です。

逆に、一般消費者向けの商品であれば、夕方から夜にかけて配信を強化する方法が考えられます。

過去のパフォーマンスデータを確認し、コンバージョン率の高い時間帯を特定してから設定をおこなってください。

ターゲティングの絞り込み

ターゲティングを絞り込むことで、より成果の出やすいユーザーに広告を集中できます。

幅広いターゲットに配信していた広告を、高い確率でコンバージョンするユーザーに絞り込む方法です。

これにより、少ない予算でも効率よく成果を獲得できます。

  • 地域ターゲティングを主要エリアのみに絞る
  • デバイスをコンバージョン率の高いデバイスに絞る
  • オーディエンスを購入意向の高いセグメントに絞る
  • 年齢や性別をコアターゲットに絞る
  • キーワードを高CVRのキーワードのみに絞る

たとえば、全国に配信していた広告を、コンバージョンの多い上位5都市のみに絞り込むことができます。

デバイス別のパフォーマンスを分析し、モバイルのほうが成果が良ければモバイルに集中させる方法もあります。

ターゲティングを絞り込むと配信量は減少しますが、コンバージョン率は向上しやすくなります。

限られた予算で最大限の成果を出したい場合は、ターゲティングの見直しを検討してください。

成果の出ていない部分のみ停止

すべての広告を停止するのではなく、成果が出ていない部分だけを停止する方法も有効です。

パフォーマンスの良いキャンペーンや広告グループは継続し、効果の低い部分だけを止めることで、全体の効率を高められます。

この方法は、広告運用の基本的な最適化手法でもあります。

分析項目 停止を検討する基準
キャンペーン CPA目標を大幅に超えている
広告グループ コンバージョンがほとんど発生していない
キーワード クリックはあるがCVにつながらない
広告 CTRが他の広告と比べて著しく低い

まずは、過去30日間程度のパフォーマンスデータを分析してください。

CPAが目標を大きく超えているキャンペーンや、コンバージョンがまったく発生していない広告グループは、停止の候補になります。

キーワード単位での分析も重要です。

クリックは多いがコンバージョンにつながらないキーワードは、広告費を消費するだけで成果に貢献していません。

こうしたキーワードを停止するだけでも、全体のCPAを改善できる可能性があります。

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まとめ


Google広告の停止方法について、一時停止からアカウントの完全停止まで詳しく解説しました。

停止の方法は目的によって大きくことなります。

短期間の停止であれば一時停止、長期間使う予定がなければ完全停止を選択してください。

ただし、完全停止にはリマーケティングリストの削除や、自動入札の学習リセットといったリスクがあります。

迷った場合は、まず一時停止で様子を見ることをおすすめします。

  • 一時停止はデータが保持され、いつでも再開できる
  • 完全停止はリマーケティングリストが削除されるリスクがある
  • 停止の反映には最大24時間かかる
  • 自動入札を使っている場合、再開後は学習期間が発生する
  • 停止よりも予算削減やターゲティング絞り込みが有効なケースも多い

再開時のパフォーマンス低下をふせぐためにも、可能であれば配信を完全に止めずに調整する方法を検討してください。

予算を最小限にして配信を継続するだけでも、学習データを維持できます。

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