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SEO対策がめっちゃ嫌いだった
これはエッコに入った当初思っていたことです。
エッコに入る前から集客のお仕事はしていたのでSEO対策については少し知っていましたが、そのときのSEO対策は「Googleを騙せるやつが勝つ」という印象があったのでそんなことしたくない!って強く思っていました。
ただ、Webサイトが検索結果の上位に表示されれば多くの方に見てもらえることは事実ですし、結果的に売上につながることも事実です。なので腑に落ちないながらも勉強しました。
1年以上ほぼ毎日SEO対策のことを考え続けていたら、SEO対策の印象が変わっていきました。
SEO対策=Google対策
そもそも最近のSEO対策はGoogle対策と言っても過言ではありません。
日本においても世界においてもGoogleのシェアは80%以上と言われるくらい、Googleユーザーは多いです。
日本の場合はGoogleの次にYahoo!が使用されていますが、Yahoo!もGoogleの検索エンジンを採用しているので日本人のほとんどは実質Googleユーザーです。
つまり今のSEO対策は、Googleという枠の中で勝負することになります。
Googleってどんな会社?
Googleの枠の中で戦う必要があるので、まずはGoogleについて理解する必要があります。
まずGoogleはこんな理念を掲げています。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。
引用元:https://about.google/
要は、「Googleって知りたいことがすぐわかるから超便利!」という検索エンジンを目指しているというわけです。
これを目指すことで、Googleも儲かります。Googleはどこから収益を上げているかというと広告掲載費です。
つまりGoogleに広告を載せたいと思う広告主が増えれば、Googleは儲かります。広告主としてはたくさん人いるところに広告を出したいので、Googleは便利な検索エンジンにしようと頑張っているのです。関係図をまとめるとこんな感じです。
Googleを便利にする
↓
Googleユーザーが増える(たくさんの方が使ってくれる)
↓
広告主が増える
↓
Googleが儲かる
常に進化し続けるGoogle
Googleは便利な検索エンジンにしようと高頻度で進化しています。
例えばアルゴリズムの更新もその一つです。アルゴリズムというのは検索順位を決めるためのルールみたいなものです。
ルールは公開されていないのですが、「検索結果からこれをやれば上がるんじゃね?」みたいな傾向がわかるんです。で、一昔前はそれを悪用して検索順位を操作していたんです。それによって詐欺まがいのサイトや誤った情報が書かれている記事が上位表示されて被害に合われる方もいました。(WELQ問題もその一つですね。)
Googleがこのままだったら誰からも使われない検索エンジンになってしまいますが、ルールの改正やテクノロジーの発達でいまはグレーなことは本当にできません。例えば「YMYL」というGoogleの方針があるのですが、医療や金融などの命や人生に大きく関わる業界については特に厳しいルールが設けられたりもしています。
もしルールを破ってグレーなことをしているとGoogleから警告が来て、場合によっては検索結果から消されるのがいまの現状です。安心して利用できるようになっているんです。
いまSEO対策に必要な考え方
ひと昔前のSEO対策はGoogleのことだけ考えていたら上位表示されていました。ですがいまは違います。いまは検索ユーザーの悩みを解決できたり求めている情報を与えられるコンテンツが真っ当に評価を受けやすくなっています。
そこで僕が考えるSEO対策の考え方がこれです。
0:顧客を理解すること
1:解決策を提案するコンテンツを作ること
2:Googleに正しく認識してもらうように設計すること(整えること)
顧客を理解すること
小手先のテクニックではなく、お客さんについて知る努力をしようということです。何を知りたいのか?何を求めているのか?これを知らないまま、キーワード詰め込んだだけ文字数たくさん書いただけみたいな記事はもう評価されません。
ちなみにあえて0スタートにしているのは、SEO対策の前にそもそもお客さんを無視してビジネスをすることは不可だからです。顧客を理解できていないのに検索結果を上位にしたいというのは矛盾していますよね。
お客さんについて知るには以下の方法があります。
- お客さんからお店に来ているお問い合わせ内容を確認する
- お客様アンケートを実施する
- 上位10サイトの競合調査(Gナビの項目、トップページのコンテンツ、サイトマップ洗い出しなど)
- エゴサーチ など
解決策を提案するコンテンツを作ること
お客さんが知りたい情報を知れた後、次はどんなことを知りたくなるのか?次の問題を解決する方法は何なのか?までわかるコンテンツを作ることが大事です。
Googleに正しく認識してもらうように設計すること(整えること)
どれだけお客さんが知りたい情報を網羅した上質なコンテンツができても、Googleも「これは質の高いコンテンツですね!」と認識してもらわないことには上位表示はできません。
そのためにはいわゆるSEO”内部”対策と呼ばれる対策が必要です。例えばブログを書いたのであればタイトルやディスクリプション、hタグは重要ですし、もしかするとWebサイト自体の構造を見直す必要があるかもしれません。
Googleは世界中で何兆個とあるWebサイトをチェックしているので、Googleがチェックしやすい構造や何が書いてあるのか理解されやすいように正しい設定をしてあげてください。
SEO対策は思いやりなのかもしれない
小手先のテクニックで上位表示される時代はとっくに終わり、真っ当にやっている方が正当に評価を受けられるようになっりました。そしてお客さんを理解することが重要だということがわかっていただけてたら嬉しいです。
僕もクライアントのお客さんについて理解しようとすると一体何に悩んでるんだろうとかそれを知ってどうなりたいんだろうとかまで考えます。深く知っていくと「お客さんはこういうことで悩んでいるので解決するためにこんな記事を書きたい」みたいに自然に案が出てくるのですが、これってお客さんのこと思いやっていることなんじゃないかと思います。
そして思いやりがあって作られたコンテンツに人は心を動かされるのかも知れません。
PS
来年2021年にGoogleのアルゴリズムが変わります。簡単に言うと、ストレスフリーなウェブサイトにしてね!ってことで、「ページ表示速度」「クリックしてからの反応の速さ」「ズレが起きていないか」この3つが新しく指標に加わります。また詳しく解説しますが、わかりやすい記事がありますのでご確認ください。
https://ferret-plus.com/15951